FFIの世界3 (ページ2)

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お土産屋さんを後にし、次に来たのはアイス屋さん

『皆どうするの？』

基｢イチゴは決めてて、もう1つで悩んでるかな…Aは？｣

『オレンジ』

風｢俺は…これにしようかな｣

基｢円堂君は？｣

円｢俺はオレンジと、チョコとそれから……｣

円堂君がヒロトとアイスを決めている間、風丸君と後ろにいると…ふと、小さな声で話しかけてきた

風｢…なかなか2人になるタイミングがなくて、言いたかった事があったんだけど…｣

『うん』

風｢…足、ごめんな｣

『足？あ、』

そう聞き返した直後、すぐ分かった。ダークエンペラーズの時のか。

にっこり笑いもう大丈夫だよ、と返す。

…まあ、偶に机や椅子の足にぶつけて奇声っぽいの上げた事あったし、家に期限切れのしかなくていい湿布欲しいな〜って思ったけど…

『なんで？』

風｢…塔子やリカとも、勿論仲は良いけど…特によく話してたのは、Aだったから…あの時は笑ってたけど…凄く痛いんだろうな、って…
今の様子を見て、治ってるのは分かるんだけど…｣

思わず、目をパチパチと瞬きさせた

『全然大丈夫だよ？』

風｢本当か？｣

『ホントホント。というか気にしてたんだ？』

風｢あぁ…うん、そう…ごめん。…ありがとう｣

眉を下げ、風丸君がそう言ったすぐ後、円堂君の｢よしっ！｣という声が聞こえてきた。

(なんと)アイスは4弾重ねになったらしい

『落とさないでね』

円｢うわぁ！｣

『早いよっ』

風丸君の手助けもあってなんとか落ちずに済んだけどね…

『いや〜、こんな風に友達と遊んだの久しぶりだな〜』

基｢楽しめてよかったね｣

『うん』

…あーでもゲーセンちょっと行きたかったかも…ここ無いけど。
結局韓国戦終わってから1回しか行ってないよ。まあ不動の事ボコせて楽しかったけどさ…なんてねあはは。

心の中で軽く笑って…ふと、後ろを振り返った

『…』

……今の人、なんかお兄ちゃんに似てた気がする…

気のせいかな？気のせいだね(早)

合宿所に戻って来ると、皆も休みを満喫できたようで笑顔だった。

ちなみに豪炎寺君のあのぬいぐるみは妹さんへのプレゼントらしい。喜んでもらえるといいっすね…

秋｢立向居君｣

『？』

階段の方を見ると、手足に赤い物(重りかな？)をつけ、泥だらけの立向居君の後ろ姿があった。それに気付いた円堂君が後を追う

『…』

今日特訓してたのかな…