52話 心配は生きているものにしかできない ページ5
「ヴェルヴェット、やっぱりさっきのは……」
「A、あんたもさっきの場所にいた耄碌した老人たちと同じようなことを言うわけ？」
「違う！天使が本当に殺せるのなら、確かに次のエクスターミネーションまでに対策ができるかもしれない。でも、」
「"でも"？」
「ゼスティアルの言う通り、もっと情報を集めて確かなものにしてもいいと思うの。もしも準備が足りなかったら、今まで通り天使たちに殺されるかもしれない。君たちは私と違って本当に死んじゃうんだよ。私は、そんなの嫌だ」
天使に殺されても、悪魔に殺されても死ぬ。詳しい原因はわからないが、完全な不死者であるAを除き、おおよそ例外なく死後の世界である地獄にも死は平等に訪れる。
「わかってるわ。アタシたちがただで死ぬと思ってるの？いくらAでもそんなこと言ったら怒るわよ」
「……思わない。心配するのはダメ？」
「勝手にどうぞ」
ヴェルヴェットがAの心配を一蹴すると、彼女は少し不満そうに顔を顰めた。しかし、すぐにいつもの表情へと戻った。
「ねえ、ランチ食べてから帰る時間は、My dollにはある？」
「ええ、もちろんよ私のcute」
「やった。この間美味しいお店を見つけたの、行こ！」
彼女の手を引いて、Aは歩き出した。
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ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました！！ハズビンホテル感の多い作品ってあまり見かけないのでめちゃくちゃ嬉しいです！最高です更新楽しみにしてます！ (4月2日 8時) (
レス) @page17 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
カガリビ(プロフ) - ちゅけさん» コメントありがとうございます！月末は更新が滞ってしまうので気長に待ってくれると嬉しいです🫶 (2月26日 17時) (レス) id: 0b61587847 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅけ - わわ...続きが気になります..!ハズビンホテルでクオリティの高い作品は数少ないと思うのですが、この小説はめちゃめちゃ読みやすくて面白いのでハマってしまいました☺️更新待ってます！ (2月26日 1時) (レス) @page15 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
カガリビ(プロフ) - いちご丸さん» またまたコメントありがとうございます。続編からはヘルヴァボスもどんどん出していくつもりです😎どうぞお楽しみにしていてください🫣 (2月21日 17時) (レス) id: 0b61587847 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 殺し屋やってるインプって・・！ブリッツじゃないですかーーー！！！まさかスピンオフの方まで見ていらっしゃったとは・・！こういう小ネタ？テンション上がります笑 (2月21日 17時) (レス) @page6 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カガリビ | 作成日時：2024年2月20日 23時
