マンネたちは恋人同士

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グガと一緒にする料理はひとりで料理するときより楽しかった。


お話しながらできたし、なにより完成した料理がいつもより美味しそうにみえる。


ちなみに、ヤンニョムチキンとヤンコチ以外にもナムルとわかめスープも作った。




「 ご飯もうすぐで炊けるし、ヒョンたち呼ぶ？ 」


『 呼ぶっていうか全員ここにいる 』


「 あれ、ほんとだ 」




ご飯を作り始めてしばらくして、ゲームをやめてこっちを見てくるジンヒョンとホソギヒョンとナムジュニヒョン。


ジミニヒョンとテヒョンイヒョンはいつの間にかキッチンの目の前にいた。


ユンギヒョンは多分匂いにつられてさっき起きてきた。




『 運ぶの手伝ってくださ〜い 』


「 は〜い！ 」


「 A、ご飯炊けた 」


『 じゃあグガお願いね、僕のは少なめでいいよ 』




僕はもともとあんまり食べるほうじゃないけど、今日はたくさんおかずがあるからそっちをたくさん食べたい。


もし足りないって思ったらおかわりすればいいし。




「 うわ、すっごい豪華 」


「 Aのご飯ってジンヒョンが作るより美味しいよね 」


「 やー！！なんてことを言うんだ！ 」


『 僕はジンヒョンのご飯好きですよ 』


「 A〜〜！！ 」




僕のほうに突進してくるジンヒョンを避けて椅子に座る。


グガは当たり前のように僕の隣に座ってくる。


まぁ、宿舎でもこの席順だし当たり前なんだけど。




「 じゃあ食べようか、いただきます 」


『 いただきます 』




みんなで挨拶をして、僕はみんながひとくち食べるのを待つ。


僕も同時に食べ始めればいいんだけど、ヒョンたちが食べたあとの笑顔を見るのが好きだからちょっとだけ待つ。


僕がご飯を作ったときはいっつもこうで、多分もう癖になってる。




「 ん〜、ましった！ 」


「 あ、これ僕好きだ 」


『 ふふ、 』




この声を聞くだけで僕は満足。


作ったご飯をこうやって美味しいって食べてくれるの本当に嬉しい。




「 よかったね 」


『 うん 』


「 にこにこじゃん 」


『 嬉しいの！もう、グガ美味しい？ 』


「 全部美味しいよ 」


『 んふ、 』




グガから言われるのがいちばん嬉しい。


だって好きな人から言われるんだよ。


何回言われても心臓が飛び跳ねるくらい嬉しいよ。


グガから言われたあとはずっと口角があがっちゃうの。





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