マンネたちは恋人同士

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『 …ん、ん……、 』


「 …っふ、 」




うるさい電子音と笑うのを我慢してるような声で目が覚める。


ああ、9時半に目覚ましかけてもらってたんだった。


撮影じゃなければ二度寝したのに。




『 …おはよぉ 』


「 うん、おはよ 」




目覚ましはさっき鳴ったはずなのに異様にはきはき喋るグガの胸におでこを押し付ける。


僕は自覚するくらい寝起き悪いけど、それはグガも一緒のはず。


だから絶対この目覚ましより先に起きてる。




「 ほら、起きて 」


『 …おきてる、 』


「 じゃあ体起こして 」


『 さむいからやだ 』




ぎゅうと抱きしめる腕の力を強くして、頑張ってベッドから降りたあとのことを考える。


お昼を食べるにはまだ早いし、なんかするんだったらグガと一緒がいい。




『 ん"〜…ひょんたちなにしてるの、 』


「 わかんない、見に行く？ 」


『 …いく 』




やっとグガから離れてベッドから降りる。


でも離れたくないからすぐに手を掴んでにぎにぎ触りながら部屋を出る。


普通に抱きついて寝ちゃったし今も手握っちゃってるし、これ見たARMYたちなんか思ってくれないかな。


マンネたちの仲良し行動って思われるのもう嫌なんだけど。




「 あ、シュガヒョン寝てる 」


『 …ほんとだ 』


「 いつ起きるんだろうね 」




僕たちが寝てた部屋の隣の部屋に入ってみると真っ暗で、でもベッドの布団が盛り上がってるから少しだけ捲ってみた。


そしたらユンギヒョンが丸まって寝てて、ユンギヒョンは絶対寝るって思ってた僕の予想は当たったみたい。




「 お、マンネたちが起きてきた 」


「 ほんとだ 」


「 おはよ〜 」




リビングにはジンヒョンとナムジュニヒョンとホソギヒョンがテレビゲームしてる。


画面を見るとナムジュニヒョンがビリでホソギヒョンが1位。


なんかゲームの撮影したときもこんな順位じゃなかったっけ。


ナムジュニヒョンって本当にゲームへったくそ。




「 あ"〜！疲れた！ 」


「 笑い疲れたよもう！ 」




急にリビングにある窓みたいな扉が開いて、そこからジミニヒョンとテヒョイヒョンが入ってくる。


ふたりはびっくりするくらい汗かいてるから、多分運動してた。


あ〜、これからなにしよう。


ゲームも運動もヒョンたちがやってたし、きっとARMYはそれ以外のこと見たいだろうなぁ。



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