26 ページ26
.
ついにコンサート当日になり、メイクも衣装もばっちり。
ARMYの声でざわざわしている会場の声を聞きながらステージの下でみんなで待機。
「 頑張ろうな 」
「 はい 」
『 楽しみましょう 』
「 それ自分に言えよ 」
緊張はしてるけどそれより楽しみが勝つ。
周りにみんながいて安心するしなにより失敗が怖くない。
「 スタンバイお願いします 」
スタッフさんにそう言われて立ち位置に立つ。
僕の隣はテヒョイヒョンとジミニヒョン。
今日のコンサートはパートもなにもかもめちゃくちゃだ。
でも絶対に成功するしARMYも楽しませる。
「 僕のパート頼んだよ 」
『 任せてください 』
床がステージ向かって上がっていく途中ジミニヒョンと話す。
もう曲のイントロは流れていてきっとARMYはジミニヒョンが歌い出すと思っている。
でも残念。
今日は僕のわがままを聞いてもらうコンサートなんだ。
歌い出しは僕だよ。
『 …ARMY〜！！！ 』
すぅっと大きく息を吸って大声を出す。
気持ちいいな。
楽しくて心臓がばくばくして口角が下がらない。
隣で叫んでいるテヒョイヒョンの言葉も今は聞こえない。
完全にステージに出てきた僕たちを見てARMYはまたざわざわし出す。
そんなことを気にしないで少し長いイントロが終わって僕は歌い出す。
『 Dollar dollar 』
ARMYの声がたくさん聞こえる。
" 悩むより Go " なんて今の僕にぴったりの曲じゃないか。
別にお金のことじゃないけど、でも僕にぴったり。
関係者席にいるイ・シウはどんな顔をしてるかな。
もう少ししたらそっち側に行くから待っててよ。
今僕は最高に気分がいいからさ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 521人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごとう(プロフ) - ルイさん» 嬉しいです、ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年12月29日 20時) (
レス) id: 4c30095d64 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 面白いです！更新頑張ってください！ (2020年12月29日 18時) (レス) id: 179b11701f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごとう | 作成日時：2020年12月28日 13時
