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次の日、事務所の会議室に監督とマネージャーと僕たちで話し合いをした。
防弾少年団の意見を言って、監督とマネージャーの意見を聞いて、ずいぶん話し合った。
それで決まったのはやっぱり防弾少年団の意見で、僕の意見が通ってしまった。
驚いたし嬉しかった。
「 やー、やりますって言ったけどダンス大変だなあ 」
「 …僕もですよ、ヒョン 」
「 ジンヒョンとナムジュナは僕たちで教えるから安心してよ 」
ダンスが苦手なジンヒョンとナムジュニヒョンには今回のセトリはきついらしい。
難しい曲ばっかり言ったのは僕だから、頑張らないと。
『 僕も頑張って教えます 』
「 それは心強いな 」
「 ヒョン!僕に教えてください! 」
『 ジョングガは踊れるだろ 』
「 冷たい! 」
マネージャーの車の中はいつも以上に騒がしい。
それほどコンサートが楽しみで仕方がないんだ。
僕も久しぶりのコンサートがすごく楽しみだ。
「 僕Aのソロ曲見るの楽しみ 」
「 僕も! 」
「 あれみんなモニターじゃなくて舞台袖から見てるよね 」
『 え、そうだったんですか 』
初めて知ったことに僕はびっくりする。
まさか全員が舞台袖から見てるなんて思わないじゃないか。
今になって恥ずかしくなってきた。
「 だいたいの曲で色気すごいけどソロ曲やばいよね 」
「 やばいね 」
『 テヒョイヒョンのソロ曲のほうが色気すごいですよ 』
「 そうかな〜! 」
楽しいな。
こんなにわくわくするコンサートは初めてだ。
今までずっとARMYに会えるのは嬉しかったけど失敗したらって怖かったから。
全部メンバーのみんなのおかげだ。
「 さ、ついたよ
明日から練習きつくなるんだから今日はゆっくり休むんだよ 」
「 分かってますよ〜 」
「 特にAね、練習しようなんて思うんじゃないよ 」
『 …はい 』
マネージャーにそう言われてみんなに笑われてちょっと恥ずかしい。
でも今まで心配かけちゃったのは僕だから仕方ない。
「 送ってくれてありがとうございました 」
「 明日も8時頃に来るね 」
「 はい 」
順番にマネージャーの車から降りて宿舎に入る。
その間もジミニヒョンに無理するなよってずっと言われた。
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ごとう(プロフ) - ルイさん» 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります!! (2020年12月29日 20時) (レス) id: 4c30095d64 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年12月29日 18時) (レス) id: 179b11701f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごとう | 作成日時:2020年12月28日 13時