23 ページ23
.
とりあえず、僕たちだけの意見を決めて明日マネージャーや監督と打ち合わせすることになった。
防弾少年団としての意見はほとんど僕の考えと同じになってしまって申し訳なかった。
曲もだし、コンセプトも、なにからなにまで。
「 Aって今まで全然意見言わなかったのに言うといいことしか言わないね 」
「 そうだね、びっくりした 」
「 なんか全部納得するというか、 」
『 何言ってんですか 』
リビングにいるのはマンネラインだけで、さっきの話をする。
ヒョンたちはお風呂に行ったり自分の部屋に行ったりしてる。
「 Aが言う曲難しいのばっかりだったね 」
『 やってて楽しいですし 』
「 確かにそれは分かる 」
さっきまで真剣な空気だったリビングが、今はその空気はどこにもない。
座っていた場所もソファーになった。
でも僕はテヒョイヒョンの足の間。
テヒョイヒョンとジミニヒョンとジョングガがソファーに座ってる。
なんでジョングガといいテヒョイヒョンといい僕を足の間に座らせようとするんだ。
床に座ろうとしたは怒られるし。
でも背中が暖かいから気にしない。
『 …楽しみだなぁ 』
「 …!そうだね 」
「 絶対成功させましょう 」
「 僕たちなら大丈夫だよ 」
小さく言った言葉はやっぱり聞こえてたみたい。
ついこの間までもやもやしてばっかりだったのに今はこんなに幸せだ。
コンサートの準備があるからモデルの仕事はこれから少なくなるし、イ・シウと会うことは少ない。
この期間でメンタルも強くしないとな。
「 あ、コンサートだからって無理しちゃ駄目だからね 」
「 たしかに!ジミナそれ言ったの正解 」
「 また倒れられても困りますからね、ね?Aヒョン 」
『 え、僕? 』
「 ヒョン以外誰がいるの 」
『 ジミニヒョン 』
「 …あー、 」
「 あー、じゃないよ! 」
ジミニヒョンがなんで言うんだろうって思ってたらまさかの僕のこと。
確かに気をつけないと。
頑張っても倒れない程度に頑張らないと。
倒れたらメンバーにもARMYにも心配かけちゃうからね。
.
521人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごとう(プロフ) - ルイさん» 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります!! (2020年12月29日 20時) (レス) id: 4c30095d64 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年12月29日 18時) (レス) id: 179b11701f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ごとう | 作成日時:2020年12月28日 13時