お面をつけてる妹とそのお面の兄【鬼滅の刃】

30（空翔side） ページ37

あいつ、許せねぇ……


いや、Aが童磨と会ってたのにも怒ってるけど、

それ以上に今は怒ってる…


猗「(雰囲気が変わった？お面も消えている…)」


童「(目の色が変わってる気がするな？まぁ、気のせいか…)

Aちゃんがんばれー」


空「おい、今はAじゃなくて空翔だぞ……」


童「そんな事もできたんだね！(だから目の色が変わったのかな！)」


猗「入れ替わったって何も変わらないだろう？さぁ、早くかかってこい！」


空「俺は今からお前の首を切るからな……油断すんなよ？」


俺はあの鬼に向かって行った…


猗「(は、早い?!)お前さっきまでは…」


空「だから変わったって言っただろ、あと油断すんなって」


猗「面白い！お前程強いのはあいつ以来だ！」


あいつって誰だよ！……まぁ、今は関係ないけどな…

今はこいつを殺す事を考えよう…


空「雲の呼吸…陸の型…雲隠れ」


そうすると、そこら一面は白くなった…


この型は白くなった所だけ素早さが上がる技だ


猗「ｯ!!(あいつがいない！)」


空「さっきからずっと言ってるだろ？………………油断すんなって…

雲の呼吸…壱の型…雲龍！」


俺はあの鬼の後ろに回って首を切ろうとしていたその時…


童「そこまでだぜ、猗窩座殿、空翔殿」


首切ろうとしていた刀は童磨によって止められていた…


空「何で止めんだ？」


童「逆に何でそんな怒ってるんだ？」


空「それは…」


童「それは？…」


空「こいつがAの伸ばしてた髪の毛切ったからだよ！」


猗「も、もしかしてそれだけで怒ってるのか？」


何言ってんだこいつ、当たり前だろ！


空「それ以外に何があるんだ？っていうかお前が謝ればいい話だったけど、俺がイラついたから

変わってもらったんだよ！」


猗「そ、そうか…」


童「そうだよ猗窩座殿！女心はわかんないとだめだぜ！」


猗「うるさいお前は黙っとけ」


仲良いんだなこいつら…


空「とりあえず今から俺はAと変わるから！ちゃんと謝るんだぞ！」


猗「っていうか、お前は何でこんな鬼と普通に話せるんだ？」


空「お前たち2人に勝てないからに決まってるだろ？だからだよ！

本当はお前らの首を切りたいけどな！」


童「あははは！空翔殿はAちゃんと同じこと言ってるよ！」


空「まぁ、兄妹だからな、とりあえず変わるからな！っていうかお前の名前なんだよ？」


猗「俺の名は猗窩座っていう」


空「よろしくな猗窩座」

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