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「あぁどうしよう」









"太宰さん"の家から出た私は一人、途方に暮れていた。









「薬、取られたまんまだ」









あの薬は森さんに特注で作ってもらっている薬だ。









依頼の代金としていつもあれを頂いている。









「はぁ、どうしよう」









どうすることもできないことが頭の中でわかっているからこそ、何もできない。









時計は六時頃を指している。









太宰さんのところへ帰って、薬を取り返さなくてはいけない。






帰りたくない、全力で帰りたくない。


 






情報屋としての職のノルマは森さんに渡した情報で最後だ。









「はぁ、」









どうにもできない気持ちからか、なぜか近場のカフェを見つけてしまった。








「ちょっと、考えよう」









カフェには『うずまき』、と書かれていた。









,,,









「コーヒー1つでお願いします」

 
 

一人しかいない、カフェの中。









ブラックコーヒーなんて柄にもないものを頼みつつ、一人じっくり考える。









「そんなにため息ばかりでは幸せも逃げますよ」






「え?あぁ、ありがとうございます」






私を気遣ってか一つの飴を渡してくれたバーの人。









ペリペリっと袋を開けると、ふんわりとしたいちごの香りが辺に漂う。









「おいしい」






口いっぱいにいちごが広がる。









_____カラン、カラン









店のドアが開く音がした。









まぁ、私には誰が見せに来ようと関係はないわけだから、気にしないことにした、









飴をガリガリと噛み砕く。




かけらとなった飴が、口の中でゆっくりと溶けていく。








隣で、誰かが座った音がした。









「同じくコーヒーを」









何処かで聞いたことがある声に、ハッとして横を振り向いてみれば。


 









「___え?」










「お初にお目にかかる、と言いたい所だが__」









_____あれ、私、彼のことを___?









「元気でしたか?___A、さん」









柔らかく微笑む後輩が__(?)そこには、いた。









「芥川、くん?」








彼が、なぜここに。

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抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 楽しみに待っていてください笑笑笑 (2018年2月19日 21時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» わあああありがとうございます…!!楽しみにしてますね(´˘`*) (2018年2月19日 20時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 了解です笑近々入れていきたいと思います笑笑笑 (2018年2月19日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» 抹茶パフェさんにもこれからの展開があるから、無理にとは言いませんが…新双黒との絡みが欲しいです!難しいようでしたらもう全然無視して構いませんので!!m(_ _)m (2018年2月18日 23時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!リクエストとかあったらぜひどうぞ!(笑) (2018年2月18日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶パフェ | 作成日時:2017年1月5日 15時

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