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ずんずんと先に進んでいく。









自分の記憶が他人に消されてしまうことがこんなにもややこしいことになるだなんて。






自分と太宰さんは昔何かの関わりがあった。

中也さんとも、ギルドのあのルーシーとも。






昔あったことは昔あったことで、別にこれから先に必ず必要な記憶になるわけでもないのでは?





そもそも、なぜ自分はこんなにもたくさんの人に狙われているのか。






わからない。わからない。わからない。






もう、わからない。






自分の持つものとは何なのか。






自分はただの異能力使いなだけだ。それ以外の何者でもない。







アジトの中を進んでいく。





四年たっているだけでも、かなり中は荒れている。









一つの玉座を見つけ、手をかけた。





ここに、首領が座っていた?






「…自分がわからない。」









「______________お久しぶりですね」



 






すぐ後ろから、声が聞こえた。









懐かしい声。聞き覚えがある声。









ゆっくりと振り返る。






「必ず、貴方がここに来ると思っていました。」




 

白いファーの帽子。少しだけ長い髪。



私のことを見透かしたような目で、見つめる。








「記憶は、戻りましたか?」









手を重ねられる。







名前が、名前があと少しのところで出てこない。








「私ですよ。その様子だと、名前が思い出せないようですね_」







 
その人は、玉座に座り、足を組む。









「私の命令は絶対ですよ。A」









目を見開く。そうだ、この人は_____。









「______ドストエフスキー、様」









記憶のピースが少しだけ蘇る。




あの戦いのあと、私はこの人と契約を交わしたのだ。








「あのときの契約、君は忘れてしまったかい?」








「世界を、黒にする。_」









「武装探偵社とポートマフィア。そして僕たち黒銃の3つで結んだ縛り。君の能力をどこの手にも落とさないために君の記憶を書き換えた。」









ここまで彼に言われても、何も思い出せない。









「君が記憶を全て取り戻せばまたあの頃のような楽しい戦争が起きる。それくらい、君の力は神の力と等しい」

 

 





ドストエフスキーさんは、私の手を掴んだ。








「だが、やはり僕は世界を僕のものにしたい。だから、君が欲しいのさ」






掴まれた手を解くことができない。

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抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 楽しみに待っていてください笑笑笑 (2018年2月19日 21時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» わあああありがとうございます…!!楽しみにしてますね(´˘`*) (2018年2月19日 20時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 了解です笑近々入れていきたいと思います笑笑笑 (2018年2月19日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» 抹茶パフェさんにもこれからの展開があるから、無理にとは言いませんが…新双黒との絡みが欲しいです!難しいようでしたらもう全然無視して構いませんので!!m(_ _)m (2018年2月18日 23時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!リクエストとかあったらぜひどうぞ!(笑) (2018年2月18日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶パフェ | 作成日時:2017年1月5日 15時

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