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太宰さんが腕を緩めたスキに、私サッと拘束から逃れる。
頭の中に思い描く一つの陣。
異能力を使うのは本当に久しぶりな気がする____?
「Aッ!逃さねエッ!」
中也さんが私めがけて飛んでくる。
「私は誰にも捕まらない。私は私のすべきことを成す!」
紙一重でそれを交わすと、地面に手を掲げた。
「異能力_____【
体がぼんやりと霞んでいく。
「瞬間移動!?させねぇよ!お前を捕まえるために俺はッ!!!」
「待ってA!気が早いわ!ギルドに__!」
太宰さんも私に何も言わずに手を伸ばす。
そして、あと数センチで私の体に触れそうなところで__
私は姿をくらませた。
どこへ行くか、頭でもわかっていないまま、とにかく記憶を探しに!!!!
・
.
「何!?Aが記憶探しの旅に!?」
ポートマフィアの一室で森鴎外は声を上げた。
中原中也は、事を細かく説明し終えると目を伏せた。
「まさか、こんなに早く彼女が動くだなんて」
「Aは完全に記憶を取り戻すつもりです。首領、どうしましょうか」
「______`やっとあの
森鴎外の目が鋭くなる。
「あの太宰くんには手を出させないよ。彼女は僕のものだ。絶対に記憶を取り戻させはしない。
あの子の能力も、あの子自身も。
必ず手に入れてみせる。」
グラスに入っていた氷が、カラン、と音を零した。
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抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 楽しみに待っていてください笑笑笑 (2018年2月19日 21時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» わあああありがとうございます…!!楽しみにしてますね(´˘`*) (2018年2月19日 20時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 了解です笑近々入れていきたいと思います笑笑笑 (2018年2月19日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» 抹茶パフェさんにもこれからの展開があるから、無理にとは言いませんが…新双黒との絡みが欲しいです!難しいようでしたらもう全然無視して構いませんので!!m(_ _)m (2018年2月18日 23時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!リクエストとかあったらぜひどうぞ!(笑) (2018年2月18日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶パフェ | 作成日時:2017年1月5日 15時