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「なんの【事件】があったっていうのよ」
私の声が小さく響く。
みんなが動きを止めたことが、なんとなくわかった。
「___今から4年前。ある事件が起きたんだ」
口を開いたのは、太宰さんだった。
「全人類滅亡計画。なんて聞いたらあまりにもスケールがでかすぎてびっくりするでしょう?」
次に口を開いたのは、ルーシーだった。
「じ、人類滅亡!?」
「テメェはその組織の
一員だったんだよ___「中也うるさい黙ってて」
んだとテメェッ!!!」
太宰さんは息を吐くと続けた。
「一員なんかじゃないよ、君は党首の右腕だったんだ。」
・
「ぜ、全人類滅亡計画、ですか!?」
国木田が語った話のあとに、敦は声を上げた。
「____と言っても、人間を抹殺するわけでわない。記憶をすべて書き換えようとしたんだ」
「な、なんの為に!?」
敦は生唾をゴクリと飲み込み、国木田を見つめる。
「『世界を黒にする』、これがあいつらの合言葉だった。」
「世界を、黒にする、ですか」
「まぁ詰まりは、自分たちだけの言葉だけを聞く人間クローンを大量生産しようとしたんだ」
国木田はパソコンを立ち上げると、ある団体名を検索し始める。
「俺達武装探偵社はもちろんその計画を阻止すべく動いたさ。警察も動いた。あのポートマフィアでさえ、一時停戦をして計画の阻止に動いたんだ」
「_____も、もしかして、僕も孤児院で聞いたことがある!‥…確か______」
頭の片隅に引っかかっていた団体名が、出てきそうで_______やはり出てこなくて___
国木田が、呟いた。
_「_____
・
「
彼の言葉によって、ガタついていた記憶が少しだけ蘇る。
「君は、君の党首を逃して___私達に立ち向かってね。まァあのときはここにいる全員が君と敵対していて___」
「太宰は前からお前と親しげっぽそうだったけどな」
「中也うるさい_ともかく」
「Aは、ポートマフィアでも、ギルドの一員でもない。
武装探偵社の一員だからね」
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抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 楽しみに待っていてください笑笑笑 (2018年2月19日 21時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» わあああありがとうございます…!!楽しみにしてますね(´˘`*) (2018年2月19日 20時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» 了解です笑近々入れていきたいと思います笑笑笑 (2018年2月19日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 抹茶パフェさん» 抹茶パフェさんにもこれからの展開があるから、無理にとは言いませんが…新双黒との絡みが欲しいです!難しいようでしたらもう全然無視して構いませんので!!m(_ _)m (2018年2月18日 23時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶パフェ(プロフ) - 赤月セレンさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!リクエストとかあったらぜひどうぞ!(笑) (2018年2月18日 17時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶パフェ | 作成日時:2017年1月5日 15時