【文スト】指名手配犯の情報屋

【仕事】 ページ13

芥川くんに家に帰るな、と言われた私はとりあえず途方に暮れていた。








彼の言うとおり家に帰らないほうがいいような気もする。しかしそうなると行く宛がない。









今日だけホテルに止まるべきなのか、









太宰さんに取られた薬も取り返さなくちゃいけない。









「はぁ」









_______`_______♪
　







一通のメールが届く音。









することもないので、歩く足を止めてメールを開く。









______[依頼]

・調査依頼です。
・本日中に調査団(ギアス)の貿易についての情報収集をよろしくお願いします。
・宛先→情報処理科(サーロイン)までお願いします。

_______```__``________`___________









箇条書きのようなメールには、必要最低限のことだけが述べられていた。









私は情報屋をしているが、それは単体ということではない。









あくまでも、情報屋の組織の一員であり、その中での幹部でもある。









情報処理科(サーロイン)に送る情報を仕入れてくるのが主な仕事であり、場合によっては依頼主に直接届けに行く場合もある。









調査団(ギアス)とは、ここらへんで最近有名になっている小さな貿易警察だ。









名前が公にならないよう、私達は調査団(ギアス)と呼んでいる。









「今日中とか、結局家にも帰れないしどこにもいけないわ」









小さくため息をつくと、とりあえず仕事にかかることにした。









___````誰かに、
あ と を つ け ら れ て い た なんて、この時は考えてすらもいなかったけれども。









　
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　 高校受験まであと一週間切った今、私は占いツクールに没頭しているという汗

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