2度目のFirst Love【手越祐也】 (ページ3)

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｢なんであの人私の名前と事情とおばあちゃん家の場所まで...。｣

手越祐也...。

手越祐也...。

誰だろ、ほんとに思い出せない。

...多分思い出すことはないと思うし、電話番号を書いてもらった紙はどこかにしまっておこうかな。

｢着いた.....ほんとにあってる...｣

すごいなぁ、あの人。

｢ねぇねぇおばあちゃん？｣

祖母｢ん？｣

｢昔、私と仲良かった男の子って...名前覚えてたりする？｣

祖母｢...んー、ごめんね、その子自体は覚えてるけど、名前は覚えてないわ。｣

｢そっかぁ.....じゃあ、手越祐也って知ってる？｣

祖母｢.....あ、その子だわ。｣

｢...へ？｣

祖母｢Aと仲良くしてた男の子。｣

｢...え、手越祐也...？｣

祖母｢うん、そうだったわ。Aは祐くんって呼んでたよね。｣

｢祐くん...？...祐くん...祐くん...。｣

〝A！！〟

〝あ！祐くんだぁ！！〟

｢あ！！！！祐くん！！！｣

祖母｢思い出したでしょ？｣

｢うん！ありがとうおばあちゃん！そしてご馳走様！！｣

祖母｢はぁ～い。｣

祐くん！！祐くんだ！！！

そっか...金髪のジャニーズは祐くんだったんだ！！

｢えっと、電話番号は...XXX-...｣

手｢もしもし手越です。｣

｢祐くん！！思い出したよ！！祐くんでしょ！？｣

手｢...あ、A？！思い出してくれたんだ！！｣

｢うん！！昔からイケメンだったけど...もっとイケメンになってて誰かわからなかった！｣

手｢俺も最初はAがもっと可愛くなってて誰か分かんなかった！！｣

｢わぁ、金髪のジャニーズって祐くんの事だったんだぁ...｣

手｢あれ、A俺の事知ってたの？｣

｢同僚に教えてもらったんだ。福岡に金髪のジャニーズが住んでるよってね。名前までは知らなかったけど、まさか祐くんだとは思わなかった。｣

手｢そうなんだ！...Aはなんの仕事してるの？｣

｢看護師だよ。｣

手｢看護師かぁ.....あ、良かったらさ、今度の日曜日会わない？？｣

｢え、いいよ！全然会う！！｣

手｢あ、ほんと？？じゃあ10時に中央公園で待ち合わせ！...でいい？｣

｢うん！！｣

手｢OK！んじゃ俺これから仕事だから一旦切るね！｣

｢頑張って！｣

手｢うん！バイバーイ！｣

プチッ