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二十二話 ページ23

一方、鬼殺隊当主─産屋敷耀哉のもとへ、今回の最終選別の結果が届けられた。

「今回は十九人も生き残ったのかい?優秀な剣士(こどもたち)だね…嬉しいなあ。どんな剣士になるのか今から楽しみだよ。」

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疲労からだろうか。

俺も実弥も鉛のように体が重い。

急がないと日が暮れて鬼に襲撃される。

「実弥…大丈夫か…?」

「あァ…何とかなァ。」

早く師範に報告へ行きたい









やっっっっっっと!!!ついた!!!

師範の家は森の奥深くにある。

いつも鬼に見つかりにくいため感謝しているが、今は憎しみしかない。

「やっとついたァ…」

「ま、まずは水飲もうぜ…」

「あァ…。」

ガランガランッ
 
何かが落ちる音がした。音の方を向くと









師範が腕から薪を落として呆然としていた。

こちらをじっと見ている。

「彩葉に…実弥……!!」

その直後、師範は俺達二人に抱きついた。

「よくっ…よく戻ったな…!」

師範は涙を流している

俺達は顔を見合わせ、頷いた。

『師範。』

「む…?」

『ただいま戻りました。』

「っ…!おかえり。二人とも。」









「今日はご馳走だ。二人とも、おめでとう。」


「ありがとうございます!!」

「ありがとうございます」

また梨があった。嬉しい!!

実弥もずっとニコニコしながら食べていた。









食べ終わった後、隊服を見てみた。

実弥は少し緑がかった黒、俺は少し青がかった黒だった。

実弥はまあ普通なのだが、俺は上の隊服の寸法がおかしかった。釦が閉められず、胸が今にも弾け出そうだ。

下の…スカートか。も、裾が短すぎる。

女性隊士は皆これなのだろうか。

まあいいや。実弥に見てもらおう。


「実弥!!見てくれ!!中々いいぞ!!」

実弥も着ていた。俺の方を見ようとこちらに向いた。

「おー…ってェ!!!テメェなんで痴女みてェな格好なんだよ!!」

「え!?これが普通じゃないのか!?」

「当たり前だろうがァ!!まず釦閉めろやァ!!」

実弥は俺の方を見ようとしない。何かあったのか?(原因)

「これ釦閉まんないんだよぉ…」

「ッとりあえず!!明日その隊服渡したやつ呼ぶぞ!!瑪瑙呼べ!」

「あ、ああ…」

どうしてあんなに焦りだしたんだ…?(原因)

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 原作沿い   
作品ジャンル:恋愛
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実弥Love - ドハマリしました!実弥推しなので嬉しいです。更新楽しみです。 (2021年2月28日 13時) (レス) id: ac6a18bc22 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 単刀直入に言います。ハマりました!!とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2021年2月13日 22時) (レス) id: 9887203006 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水瓶 | 作成日時:2021年1月2日 10時

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