十一話 ページ12
その日から約5週間。師範があることを持ち出してきた。
「彩葉に実弥。そろそろ手合わせしたらどうだ?」
!!ついにこの日が来た。
ン?何故今まで手合わせ出来なかったか?
………いや、知らない訳じゃないぜ?今から多分師範が話すから…な?
俺が話さなくても良いだろ?
「あのォ、師範。何故今まで手合わせをお許し頂けなかったのですか?」
実弥、ナイス!
あ、いや?みんなが知りたいと思ってな?俺は知ってるぜ??????
「あぁ。まず原因はお前達にある。」
『え?』
「まず、彩葉。お前は呼吸を習得しきっていなかった。だが、お前はもう花の呼吸を習得しているだろう。」
「アッ…はい。」
そういえばほんの3週間前に習得したんだった。フッ。さすがの俺でも切り替えるのが難しかったらしi「そして、実弥。」ン〜〜〜〜?
まあいいや…
「お前は血の気が多すぎる。ここに来た3日後ぐらいに急に彩葉を殺しそうな顔しおって…まあ今では大分収まったが」
「…はい」
そうだ!聞いてくれ。俺の実弥へのライバル意識が強くなったあの日から、実弥が俺を殺しそうな顔でこっちを見てくるようになったんだ…あれはマジで怖かった。さすがの俺でm(割愛)
今は普通の顔だが
その後も手合わせを許して貰えなかった理由をつらつらと並べられた。6割俺達のせいだけどな。
ついに俺達が手合わせする時間になった。
ザッ
実弥と向かい合う。
緊張して来た。
「では、両者刀を持て。」
あっ、木刀だぜ?
俺は2本刀を持つ。
「ほォ。二刀流かァ。」
「ああ。珍しくて、coolだろ?」
「…お前のそのくーる?ってヤツ、どういう意味なんだァ?」
「フッ、かっこいいというんだ。」
「ヘェ。いいねェ。」
世間話に聞こえるかもしれないが、これは手合わせの前の挨拶のようなものだ。気にするな。
「では、お互い正々堂々戦うように。…刀を
構えよ。」
スッ
「用意…始めっ!!」
ドンッ
俺は地を蹴り、実弥との距離を詰めた。
「ッ!」
ガンッ
実弥はとっさに刀で攻撃を受け止めた。
当たり前だが、前の反射神経強化訓練よりもずっと反射速度が上がっている。
常中も習得している。何倍も力が強い。
ちなみに、俺が使う二刀流の攻撃は刀が2本の分、重く強い。だが、誤った使い方をすれば自身を斬りつける事になる。
使う者を選ぶ戦闘スタイルなのだ。
さて、実弥だが、恐らく反撃してくる。
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実弥Love - ドハマリしました!実弥推しなので嬉しいです。更新楽しみです。 (2021年2月28日 13時) (レス) id: ac6a18bc22 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 単刀直入に言います。ハマりました!!とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2021年2月13日 22時) (レス) id: 9887203006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水瓶 | 作成日時:2021年1月2日 10時