検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:220,169 hit

thirty ページ30

Jimin side


音のする方へ行くと、Aが機材の下敷きになっていた。









「え………Aっ!!!!!!!だめ!!死んじゃやだ!!!!」









いつも返ってくるAの声が帰ってこない。









.









機材を動かそうと下から機材を押すものの、僕がやってもビクともしない。









you「何っ……やってるんです…か……」









少し痛むのか、所々言葉が途切れるAの声。









「A_「その名前はっ…出さないでくださいっ」ご、ごめんっ……」









少しだけ目を開けているA。









Aの頬には、一滴の涙が零れる。









僕のだって気づくのはそう遅くはなかった。









.









you「泣かっ…ないでっ…くださいよっ……」









「だ、だって…ヒクッ…今自分がどんな状態か分かってるっ…?」









you「とてつもなく重い機材がっ…上に乗っかってますねっ…」



状況把握は出来ているけど、こんな小さなAの体は長時間はもてるとは思えない。









「誰でもいいです!!この機材を一緒に避けてください!!!」









そう言うとたくさんの男性スタッフが機材に手を掛けてくれた。




僕も手をかけ、声を合わせて一斉にあげる。









「ハラードゥルーセッ」









機材とAとの間に少し隙間ができて、ジョングクがAを動かした。




そっと機材を下ろして、すぐAの元へと行くと、既に救急車が来ていた。









.









「つきそいます!!!」




you「何言ってるんですかっ…!!まだあなたには仕事があるんです。私がいなくても出来ることでしょうっ…??」




「っ………」









Aの言葉には、正論しかなかった。









JK「いや、今日は中止にしてください。」




「「っ!?!?」」



「ジョングガ!?」








周りにいたヒョン達も驚いていた。









RM「でも、収録は今日って予定されて……」




JK「今日はオフにして、次のオフに撮ればいいじゃないですか。」








PD「今日はオフだ。ジョングクくんの言う通り、次の君たちのオフに撮らせてもらう。」




「PDニム!?どうしてここに…」


PD「ちょうど通りかかってな。んで、今日はオフにしよう。解散!!」


「PDニム!ありがとうございます!!」









そう伝えて、僕は救急車に乗った。

thirty-one→←twenty-nine


ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキー21

KOYA


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (200 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
809人がお気に入り
設定タグ:BTS/防弾少年団   
作品ジャンル:泣ける話
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ライカ - 続きが気になりますー! (2020年3月5日 17時) (レス) id: fdd8afff27 (このIDを非表示/違反報告)
アブラカタブラ - 凄く面白いデス!続きが気になります。これからも頑張って下さい! (2019年4月21日 2時) (レス) id: ce855c598e (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - 楽しみにしています。頑張って下さい! (2018年8月20日 0時) (レス) id: d3fac32aff (このIDを非表示/違反報告)
みかんうゆ - 面白くてハマっちゃいますねkk 更新楽しみにしてます! (2018年8月16日 7時) (レス) id: 7b33bf1fa0 (このIDを非表示/違反報告)
rena030919(プロフ) - 続きが気になって気になって仕方がないです笑いつも更新お疲れ様です!これからも頑張ってください!ファイテン!! (2018年8月14日 21時) (レス) id: ce5d019477 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:39SHA | 作成日時:2018年7月19日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。