32.Hey,lady? emsha【1】 ページ47
女装表現がありますので
苦手な方はご自衛くださいませ。
shaside
鏡の前、唇に紅をさして、ふわふわのカフェオレ色のウィッグをつけて。
立ち上がってくるり、とその場で回ればふわ、と淡いプリムローズ・イエローのドレスがフレアする。
「可愛く出来たやん、さすが俺！これならばっちりやわ！」
メイクとかをしてくれたオスマンが満足そうに頷いた。
「いやぁ……マンちゃんすごいな…別人やん俺。」
「ほんまに。シャオちゃん襲われんように気をつけや？」
「は？襲われへんわ。何より今からの“仕上げ”見たらそんなこと言われへんで？」
そう言って手に持ったナイフをひらひらと振る。
右脚についたレッグガーターを模したナイフホルダーにそれを仕舞ってにこ、と微笑んでみせるとマンちゃんは楽しそうに目を細めた。
「ひゅー、怖いねぇ。その調子やと左もなんかあるやろ？」
「ご名答。」
マンちゃんの言葉ににや、と口角を上げてスカートを捲ると、拳銃を携えたレッグホルスターが露わになる。
「あ、こら、レディなんやからスカートなんか捲ったらあかんやろ？」
咎めるような視線を向けスカートの裾を直すマンちゃんにごめんごめんと笑えば、マンちゃんもまたにこ、と微笑んで俺に向き直った。
「じゃあ、任務頑張ってな。レディ・シャオロン？」
「……えぇ、任せて頂戴？」
じゃあパートナーを待たせているから、と手を振るとマンちゃんも手を振り返した。
「ごめんなさい、待ったかしら？」
任務の場所に行くための車に乗り込んでわざと澄ましてそう言うと、今回のパートナーであり、実際に俺の恋人である相手はくす、と笑った。
「いいえ。…とても綺麗ですね、レディ。」
その一見上品なやり取りがどうも可笑しくて二人で吹き出してしまう。
「はー……エミさん何？紳士っぽい服普通に似合ってるやん。詐欺や詐欺。」
「シャオロンさんこそ、一瞬ほんまに女の人かって思いましたよ。言い寄られんといてくださいね？」
二人で軽口を叩いたあと、資料を取り出して再度、作戦を確認する。
「二人一組、男女の番で参加するパーティーへの潜入です。何かあったら私が時間を稼ぎますので、シャオロンさんはそのうちに情報を盗って来て下さい。」
「任せとけや。バカな相手国の奴らをいっちょ欺いてやろうぜ？」
そんなことをしているうちに会場に着いたらしく車が停まった。
「……ではレディ、お手をどうぞ。」
「…ええ、ありがとう。」
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るある。 - ラッピングしてお返しするところ、、、尊い‼️ (5月12日 1時) (
レス) @page37 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
るある。 - 最高です(・・)ﾏｶﾞｵ (5月12日 1時) (レス) @page33 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
レマ - ありがとうございます 尊いです (2023年4月16日 16時) (レス) @page34 id: a92f5b28bf (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、遅れてしまってすみません！尊いは最大の褒め言葉です…！ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ - 尊い (2021年7月3日 3時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月21日 10時
