27*.チェイン・スピーカー zmrb【2】 ページ35
rbside
1コール、2コール、3コール目でプツリと電話が繋がった。
「あーもしもしロボロどうし……」
「おいゾム！！何で放送であんなこと言ったん！？」
呑気な声で電話に応じたゾムの言葉を遮って訊ねると、ゾムは電話越しにふっ、と笑って。
「別に？俺以外にロボロの可愛さに気付いた奴がおったから、俺のやでって教えてやろうと思っただけやけど？」
「なんやねんそれっていうか俺はゾムのものじゃ………………え？」
待ってくれ。
ゾムは今なんて言った？
俺の…………？
「……すまんゾム、今なんて言った…………？」
「やから、ロボロは俺のやでって教えてやろうと思ったんやって。」
「……っ、それって……」
「……、ちょっとだけ、待っててくれるか。」
いつになく真面目な声色でゾムがそう言う。
その後、電話越しに何かざわざわという喧騒が入り込んで、1分、2分。
自分の鼓動と電話の音だけを聞く数分間は、長いようで短かった。
ピンポン、と家のインターホンが鳴って、耳にあてた電話の音がプツ、と途切れる。
あぁ、やっぱり。
ドアを開けると息を切らしたゾムが何かを言うより先に俺を思い切り抱きしめた。
「……改めて、さ…俺のに、なってくれるか……？」
静かな、少し不安そうな声が耳元で告げた。
全身が心臓になったように鼓動が鳴り響く。
「……手放したら許さへんからな。」
俺がそう言って背中に手を回して抱きしめ返すと、ゾムもより一層強い力で抱きしめ返してくる。
「……ゾム、何であのまま電話で言わんかったん？」
「……どうしても、直接会って言わんと気が済まんかってん。」
見つめた翡翠の瞳が甘く揺れる。
その瞳に宿る光は、嘘偽りのないもので。
「…ロボロ。」
「なに？」
「……好きやで。」
「……俺も。」
額にちゅ、とキスをされ、嬉しさと妙なくすぐったさが全身を駆けた。
電話越しでは決して伝わらない熱と鼓動が、終わるはずの夜を塗り替えた。
…………………………………………………………………………………
…すみませんでしたぁぁ…！！
自己解釈で書いたので違うとか絶対
あると思うのですが、それ以前に
今までにないくらいの駄文で…！
お待たせしておいてすみません…！！
何とでも罵ってやって下さい。
何を言われても仕方のない文章です。
……本当にすみませんでした……！！！
28*.透明カレイドスコープ knsyp【1】→←27*.チェイン・スピーカー zmrb【1】
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るある。 - ラッピングしてお返しするところ、、、尊い‼️ (5月12日 1時) (
レス) @page37 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
るある。 - 最高です(・・)ﾏｶﾞｵ (5月12日 1時) (レス) @page33 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
レマ - ありがとうございます 尊いです (2023年4月16日 16時) (レス) @page34 id: a92f5b28bf (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、遅れてしまってすみません！尊いは最大の褒め言葉です…！ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ - 尊い (2021年7月3日 3時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月21日 10時
