25*.curiosity killed the… cisha【4】 ページ28
shaside
「まぁまぁそう焦らんといてくださいよ。次の実験は、……シャオさん、キスしましょう。」
「……はぁっ！？」
本格的に何を言ってるんだこいつは。
実験の範疇超えてるやん絶対。
さすがにこれはいくつダッツ積まれても……
「……やっぱだめですかね…？」
軽くドン引きした俺の様子を見てか、そう言って少し俯いたチーノは、今まで見たことがないような切なげな顔をしていた。
断れない、というよりは、拒んだら消えてしまいそうな……。
……こんなんさすがにずるいやんか。
「……っち、後悔しても知らんぞ。」
「っ！？いいんですか……！？」
「そんな顔しといていいんですかも何もないやろ。まぁ別に減るもんやないし…おふざけだと思って流してやるよ。」
ふいっと顔を背けながらも結局了承の意を示せば、チーノはばっ、と顔を上げた。
…にやぁ、と悪魔のような笑みを浮かべながら。
……あれ？
「じゃあ、遠慮なく。」
「はっ！？おい……っん…！！」
抗議しようと思った時にはもう遅くて、ぐい、と引き寄せられて唇を奪われた。
こいつやりやがったな…！！
「……っぷは、おいチーノ！！！お前騙したな！？」
「えぇ？騙しただなんてそんな、人聞き悪いやないですか。俺はお願いしただけですよ？」
そう言ってチーノはひらひらと無実を主張するように手を振るとにや、と笑ってから俺の耳元に口を寄せて。
「……ご馳走様でした。やっぱシャオさん最高ですね。」
「っっ！！？」
びく、と身体が強ばるのが分かった。
なぜか心臓がばくばく言ってる。
俺おかしくなったんかな…？
いや、でも普通に考えたら突然耳元で囁かれたらびっくりするしな。
そう、これはびっくりしただけ。それだけ。
なんて必死に自分に言い聞かせていると、こつ、と一歩後ろに下がる靴音と、それから。
「じゃあ、最後に、なんですけど。」
相変わらずニコニコと胡散臭い笑顔を浮かべたまま、妙にさっきまでとは違う静かな声色で告げられた言葉が部屋にこだまする。
「まだあんの……？」
だってさっき、キスだってしたじゃないか。
もうこれ以上の「恋人がするようなこと」なんか、実際に恋人でもなけりゃ出来たもんじゃない。
さすがにこれ以上はやばいやろ、という視線を送れば、それに答えるように合わされた目は見たことないような哀切と決意を奥に秘めていた。
……なんなん、その目。
けれど真意を探ろうともっと見つめ返そうとするよりも早く、声の方が返事をする。
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るある。 - ラッピングしてお返しするところ、、、尊い‼️ (5月12日 1時) (
レス) @page37 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
るある。 - 最高です(・・)ﾏｶﾞｵ (5月12日 1時) (レス) @page33 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
レマ - ありがとうございます 尊いです (2023年4月16日 16時) (レス) @page34 id: a92f5b28bf (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、遅れてしまってすみません！尊いは最大の褒め言葉です…！ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ - 尊い (2021年7月3日 3時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月21日 10時
