15.それでも弐はまだ熱いのです。 tnrb【3】 ページ46
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覚悟を決めて、ロボロの方に身体を寄せて……。
……そしてそのままその小さな身体を包み込むように抱きしめた。
「〜〜〜〜〜〜っ……！」
「……ゎ、あ…………っ！」
…出来た。
すごくぎこちなくではあるけれど、出来た。
心臓の音が頭に響くみたいにうるさい。
「はー…………なんか…ロボロお前、体温高いんやな…………。」
安堵のあまり全然関係ないことを言ってしまった。
なんや体温高いって。
…いやでも、これがロボロの温度なんやな…。
「……っふふ、何やそれ。誰が子供体温ややかましいわ。」
「言うてへんわそんなこと。」
するとロボロは俺の胸の辺りにおでこをくっつけて、ぐり、と擦り付けた。
何その仕草……可愛ええかよ。
「んふふ……トントン、めっちゃどきどき言うてるな。」
そう言ってはにかんだロボロだけど、触れ合った身体から伝わってくるロボロの鼓動も、負けないくらいに速くて大きくて。
「ロボロもやん。めっちゃ速くどきどき言うてんの、聞こえとるで。」
「んふ、だってなんかこれ…幸せなんやもん。そら言うやろ。」
「せやなぁこれ……めっちゃ幸せやわ。」
幸せ。その言葉を二人で噛み締める度に、くすぐったいような変な感覚になる。
「俺らまた、初めてを一個達成出来たな。」
ロボロが顔を上げて少し照れくさそうに微笑みながら俺の目を見て言う。
「ほんまに。しかも大進歩やでこれ。」
「あぁ、間違いないわ。」
目を合わせあうのも、笑い合うのも、今までで一番距離が近くて。
まだ手を繋ぐのだって緊張して、ハグなんかもう精一杯だけど、その一つ一つの初めてがロボロとで、本当に良かったな、なんて。
はー、全く……
「「幸せやわ。」」
重なった言葉にどちらともなく吹き出して、気持ちさえ共有するようなこの時間が、これからも続いていくのだろう。
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Labo(プロフ) - ハリマロンさん» 返信遅れてしまってすみません！！shaさんが最推しでして…どうしても多く書いてしまうんですよ…。お楽しみ頂けたなら幸いです！ありがとうございます！！ (2022年5月24日 5時) (
レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 腐った茄子さん» 返信、長らく遅れてしまってすみません！ようこそ、こちらの沼へ…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、とても遅れてしまいましてすみません！神だなんて…お褒めの言葉、ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
ハリマロン - sha多くて好きです！これからも頑張ってください！！ (2021年10月30日 9時) (レス) id: 701b22f352 (このIDを非表示/違反報告)
腐った茄子 - ……grutか………(新しい沼) (2021年8月6日 15時) (レス) id: 92d9c6e107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月1日 0時
