3.ふれぃばー・ふれあ・どるちぇ grsha【2】 ページ17
shaside
「………っん！？」
いきなりなんの前触れもなくキスされた。
おいどういうことだよ…？
そしてグルッペンの舌が迫ってくるのがわかる。
くそ、深い方かよ。と身構えていると。
「……っ、ん、ぅ？」
グルッペンの舌は中には入って来ず、代わりに俺の唇をなぞった。
…え、何……新しいテク…？
「……っ、ぷは、いきなり何なん…？びびったんやけど…？」
「あぁすまん。シャオロンから甘い匂いがしたからつい、な。」
涼しい顔でそんなことを言い放つグルッペン。
……こいつほんまそういうとこやぞ……。
「それにしてもなるほどな…。」
そう言ってグルッペンはぺろりと舌舐めずりをした。
…なんや、その整った顔でそんなことすんなや色気やべぇんだよ。
「ふむ…やはり甘いな。シャオロン、唇に何か塗ったか？」
「え……リップ塗ったけど……。」
「ほう……？」
面白い、とでも言うように笑みを深めたグルッペン。
何だか嫌な予感がする。
だって、この顔をする時はいつも……。
「しかしわざわざ“フレーバーリップ”なんてキスされるためのリップを塗るとはな…。誘っているのか？」
「は…？フレーバーリップ……？」
何やそれ。あのリップそんなもんやったん。
ただのお洒落なリップじゃなかったんか。
「…何だ、知らずに付けていたのか。まあ良い。ドルチェはこれからだ。」
グルッペンがそう言った瞬間、
身体が後ろに傾ぐ感覚。
やべ、と思った時にはもう遅かった。
「…シャオロン。そのリップを付けて、俺以外の誰かに会ったか？」
「…い、や……会ってないけど…。」
するとグルッペンは心底満足そうにふ、と微笑んだ。
「そうか……なら良い。この世界一甘いスイーツは誰にも、一口もやらん。さぁ……。」
“残さず全部、食べ尽くしてやろう。”
そう耳元で囁かれ、身体がびくんと跳ねた。
「……ひゃい……。」
…濃密なティーパーティーは、始まったばかり。
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Labo(プロフ) - ハリマロンさん» 返信遅れてしまってすみません！！shaさんが最推しでして…どうしても多く書いてしまうんですよ…。お楽しみ頂けたなら幸いです！ありがとうございます！！ (2022年5月24日 5時) (
レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 腐った茄子さん» 返信、長らく遅れてしまってすみません！ようこそ、こちらの沼へ…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、とても遅れてしまいましてすみません！神だなんて…お褒めの言葉、ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
ハリマロン - sha多くて好きです！これからも頑張ってください！！ (2021年10月30日 9時) (レス) id: 701b22f352 (このIDを非表示/違反報告)
腐った茄子 - ……grutか………(新しい沼) (2021年8月6日 15時) (レス) id: 92d9c6e107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月1日 0時
