3.ふれぃばー・ふれあ・どるちぇ grsha【1】 ページ16
shaside
「んー…こんなんが流行ってんの？……普通やん。」
手でリップのスティックを弄びながら、呟いた。
この間ロボロと雑誌を見ていた時に街で流行ってるって書いてあったから買ってみたけど、何の変哲もない甘い匂いがするだけのリップ。
「まぁ…せっかくやから付けてみるかぁ…。うわ、匂いあっま……。」
蓋を開けて唇に塗ると、めちゃくちゃ甘い、バニラみたいな匂いがした。
これは確かに女子になら流行るかもしれん。
マンちゃんにも教えたるか。
……いやもう持ってそうやな。
「…わ、これ、色着いてんねや……はえぇーお洒落やなぁ。」
鏡で仕上がりを見てみたら、淡いサーモンピンクっぽい色で唇が血色よさそうに映えていた。
「なんかおしゃれさんになった気分やわ。」
これなら人気出るんちゃうか、と一人でにまにましていると、部屋のドアがコンコン、とノックされた。
「シャオロン。居るか？」
「あーグルッペン？おるよー。」
声の主は、我らが総統で一応……俺の恋人、のグルッペンだった。
返事を返すと入るぞ、と戸を開き俺の隣に座る。
「グルッペンどうしたん。何か用事？」
「いや、大した用事はない。会いに来ただけだ。」
「……また抜け出して来たん？」
「いや……今日は、書類整理しながら私がずっと落ち着きがなかったものだから、トン氏が『仕事にならん。そんなに気になるなら会ってきてください。』と送り出してくれた。」
「えぇ…どんだけそわそわしとったん…」
「そうだな……気付いたら書類を捌く手が止まってるくらいにはそわそわしていたな。」
「おい重症やん……。」
だから、ん。とグルッペンが手を広げた。
「…黙って抱き締めてくれたらええやん……。」
「嫌だ。シャオロンから来てくれ。」
あーはいはい、と身体を寄せてやれば、グルッペンの大きな腕が俺の身体を包み込んだ。
口では面倒くさがってはいるけど、俺も何だかんだ抱き締められるのはすごく好きで、気に入ってる。
「はー…グルッペンの匂いがする…。」
と、顔をグルッペンの胸あたりに埋めてやれば、頭を撫でてくる。
「ふ、何だそれ。ならお前だって………ん？」
何かを言いかけたグルッペンが不思議そうな声をあげ動きを止めたので、顔を上げる。
「…？どうしたん。」
怪訝そうな表情をしているグルッペンの顔を覗き込んだ。
すると……
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Labo(プロフ) - ハリマロンさん» 返信遅れてしまってすみません！！shaさんが最推しでして…どうしても多く書いてしまうんですよ…。お楽しみ頂けたなら幸いです！ありがとうございます！！ (2022年5月24日 5時) (
レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 腐った茄子さん» 返信、長らく遅れてしまってすみません！ようこそ、こちらの沼へ…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、とても遅れてしまいましてすみません！神だなんて…お褒めの言葉、ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
ハリマロン - sha多くて好きです！これからも頑張ってください！！ (2021年10月30日 9時) (レス) id: 701b22f352 (このIDを非表示/違反報告)
腐った茄子 - ……grutか………(新しい沼) (2021年8月6日 15時) (レス) id: 92d9c6e107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月1日 0時
