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うううううううう、嘘だろ。
優奈「Aさん、もしかしてあなた今気が付いたの?」
A「いや、誰だろう。私は彼のことなど知らないよ?」
優奈「いやいや無理あるわ」
信じたくなかったよ。
でも見えちゃってるんだもん。
左斜め前にいる。
那須くんと楽しげに話をしている、
浮所飛貴が、ね。
それからというもの、まぁー、時の流れは早い!
1年の時もこんなに早かったっけ?って思うぐらい。
そんなこんなでもう秋になりました。
先生「はい!では夏休みも明けて次にあるものは皆さん何かわかりますよね?……そうです。修学旅行でーす!……えぇ、それでですね今日のLHRは、修学旅行先で行動するための行動班を決めてもらうのと…」
そうだ、そうだった。
修学旅行。楽しみではあったけど、いろいろ決めごとがある。
そしてこのクラスにはイケメンが二人揃ってしまっている。
みなさん。想像、できましたよね?
女「あの!那須くんと浮所くん!私たちと……組んでくれませんか?」
女「いや!あの、私たちと!……お願いします!」
女「ずっと前からお話したいなって思ってて!…」
まぁ、こうなりますよね。
ちょっと、ほかの男子達可愛そうだよ?
優奈「男女混合4人班だってよー、あと2人、誰にする?」
A「そりゃさ?、那須くんと、組みたいよ。」
優奈「でも見えてはいけない奴がいると、」
A「そう!そこなのよ!!それに、あんな女の子の中に行ける勇気も無いです。」
優奈「まぁ、ですよねー、じゃあ適当にあそこらへんと……」
那須「佐々木さん、Aちゃん、俺たちと、組まない?」
優奈、A『え?あぁ、いやぁー……』
なんだこの修羅場的な光景は…
まず女子の目線。痛すぎる。
そして、
ひだ、浮所くんの目線も…。
那須「頼む、Aちゃん。俺話せる女子、Aちゃんくらいしか、(小声)」
A「おねがいします。」
優奈「はやっ!」
那須「ほんとに?ありがとう!!」
優奈「これ絶対後先考えてないな。」
「(うわ!ひだかの目…こっわ。)」
まぁ、そんなこんなで夏休みあとを迎えたわけです。
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作者名:きゅうりの浅漬け | 作成日時:2018年4月19日 20時