イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？2

第六十八話 ページ23

オーヴェン「えっと...あー有った有った！ゾラくん一旦仰向けになってね」

オーヴェンが固定ようの物と包帯を見つけたようで笑顔で振り返る

ゾラ「...痛いの嫌なんスけど」

オーヴェン「何言ってるんだい？肋骨折れてるんだから痛くない訳がないじゃないか、ほら身体丸めてないで！」

貴方『オーヴェン先生手伝います。ほらゾラ！さっさとしろ！』

ゾラ「だぁー！！痛いっての！分かったから！！」

ゾラは二人に責められて仕方なくと言った感じで仰向けになる

オーヴェン「取り敢えず固定用のベストは...流石に嫌か、じゃあちょっと弾力性のある包帯で強めに巻いてから普通の包帯をつけようか！Aさんつけてあげてくれるかな？」

貴方『喜んでー、じゃあゾラ一回身体起こしてくれー』

ゾラ「.....」

ゾラに声をかけたが無言である。というかそのまま無言で身体を起こしてきた

貴方『おまっ、それぐらい手伝うから言え！そんな苦しそうな顔して！』

ゾラ「...うるせ、さっさと巻いてくれ」

ゾラはそう言いながら私の首に手を回してきた。あれこれボーナスタイムかな？

貴方『意外と積極的だな、これは少し位「駄目だからな？」へーい(¬_¬)』

私は内心舌打ちをしつつ、ゾラに包帯を巻いていく

貴方『へー、この包帯便利だな。弾力性があるから伸びるし引っ張れば固定が出来るとは』

オーヴェン「そうでしょう？中々使い勝手がいい包帯なんですよソレ。破けたりしない限りずっと使えるからね」

貴方『有り難う御座います、もう少し貰ってもいいですか？』

オーヴェン「勿論だとも！一つでも二つでも持っていってくれ」

何故か包帯の話で盛り上がってしまった私とオーヴェンであったが、ゾラがずっと無言のままなのが気になる

貴方『どうしたゾラ、そんなに痛いか？ならもう少し包帯をゆるめ、て...』

ゾラ「...オレに集中して、オマエが怪我させたんだから」

貴方『なっっ！？///お前がそんな事言うとは...///』

流石にこれは刺激が強い、折角人が我慢してるのに...

オーヴェン「ははっ！相変わらずお熱いようで、私はちょっと試験の片付けを手伝ってくるからゆっくりしていなさい」

オーヴェンが気を利かせてテントから出ていった、私とゾラは数秒間見つめ合う

ゾラ「...早く、この体制キツいから」

貴方『す、すまない...もう普通の包帯巻くだけだからもう少し我慢してくれ』

ゾラ「ん...キツい、もうちょい緩めて...」

あっこれ私には刺激が強すぎるぞ？(^o^;)

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