1 ページ2
〜涼介side〜
涼「後はこれ、お願い出来る?」
「はいっ!」
…病院内は今日もバタバタ。
ここは大きな病院で、働く医者や看護師の数も多い。
だから、探すのは一苦労で……
…あ、いた。
「伊野尾さん!これは…」
慧「ほぇ?…あぁ、これは診察室に置いたら良いんだよぉ〜」
後輩看護師に、ふわっとした優しい口調で教える慧ちゃん。
俺の……好きな人。
後輩看護師が診察室へ向かったのを確認した後
慧ちゃんは…俺の所まで来た。
ドキッ…ドキッ…__
涼「ど、どうしたの?」
慧「山田さぁん、診察表渡しに来ましたっ」
今日の患者の診察表を渡しに来てくれた慧ちゃん。
涼「あぁ、あの棚に置いておいてくれない…?」
慧「はぁい」
うんしょ、と可愛い声を出して
上の棚に入れようとする慧ちゃん。
届かないのか、一生懸命背伸びをする。
その度に…お尻が揺れて…
あぁ、ダメだ……!
涼「俺が入れとくよ…っ」
慧「ほんとですかぁ!ありがとうございまぁす」
ペコッ
と、俺に礼をした後
慧ちゃんは別の所へ行ってしまった。
はぁ……
どうしてこんなに言えないんだ…
自分の気持ちが___…。
13人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むぅな | 作成日時:2018年1月21日 12時