最期ならば。６ ページ7
…昼休み。
Aとご飯を食べようと近寄ると、
忘れていたのか、鞄を漁ってからガックリとしぼんでいた。
…見ていて面白ったが。
…そういえば、昨日も忘れてたよね。
忘れたことにも気づいてなかった気がする。
…殺せんせーのお弁当獲ってくるか！
廊下にでて職員室を覗くと、
ちょうど殺せんせーがいなかったのに加えて、
お弁当が机の上に置いてあった。
…存在感強いし、
馬鹿みたいに可愛いな。
イ「あんた何しにきたの？」
カ「殺せんせーの弁当取りに来た」
烏「…おい」
カ「いやいや、Aの弁当ないからさ、ね？」
手を合わせてお願いしてみると、
先生二人は目を合わせていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…とにかく面白かった。
先生が殺せんせーだしいいでしょと勝手に獲って来た。
笑った。
カ「Aー。はい、これ。」
手に持ってるお弁当を見せると、途端に目を輝かせていた。
「えっ、カルマ、これ…！」
今にも食いつきそうだな…笑
カ「今日お弁当持ってきてないでしょ？俺の、あげるよ」
朝慌てて作ってたけど、いつもよりかはうまくいった気がする。
「…わぁ……あ、で、でもカルマのは…？」
カ「あ、俺？俺はこれがあるし」
そう、殺せんせーの…
__________ｶﾞﾗｯ
殺「皆さんせんせーのお弁当知りませんか！？」
「ﾌﾞﾌｫ」
カ「あれー？なんだろうこのお弁当」
殺「あ、カルマくん！それです、それ！……。
って、またカルマくんですか！！返してください！！」
カ「やーだね」
弁当をぶらぶらさせていると、
ぎゃーーと泣き喚いていた。
その流れでつい、
カ「いいじゃん、俺弁当忘れちゃったんだよ？」
ぽろっと口に出た。
「…え？」
殺「なっ、なんと…っ！く、これは、許すしかありませんね…、次は忘れないでください！」
カ「はーい、明日忘れとく」
殺「カルマくん！！(怒)」
しょうがないですねとグズグズしていた。
「カルマー、一緒に食べよ〜？」
Aが手際よくお弁当を開けているのを見て、可愛いと不意におもった。
カ「…ということなんで、じゃね、殺せんせー」
殺「…じゃせんせーは外国に外食行ってきます」
ビュン、と殺せんせーが消えたから、
早速お弁当の中身を見ると、
カ「…うっわ……」
悪趣味。
自分のキャラ弁だ。
「ん〜んまー！」
Aと殺せんせーのキャラ弁を見比べて、つい笑ってしまった。
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あうなの(プロフ) - わーそんなに褒められると嬉し過ぎてどう感謝すればいいのか…！？(*'▽'*)ありがとうございます！！頑張りますね！ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
pino - ヤバイ…マジで泣ける。涙が止まらない。メッチャいい話。あうなのさん天才。神だわ。続き凄く気になる。 (2017年6月25日 1時) (レス) id: f80496a521 (このIDを非表示/違反報告)
あうなの(プロフ) - とろまめさん» ありがとうございます！！(*'▽'*)私はこういう話が大好きだったので作ってたんですけど、そう言ってもらうと伝わったんだって嬉しいです！あと少し頑張ります！！ (2017年6月1日 19時) (レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
とろまめ(プロフ) - 今日第1話から読み始めたんですが最初っから涙が止まんなくて…こんなにも素敵な作品に出会えて嬉しいかぎりです!!更新頑張ってください!!楽しみに待ってます!! (2017年5月31日 23時) (レス) id: 005c41c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
音々(プロフ) - はい！！待ってます！ (2017年5月29日 17時) (レス) id: 2f3d4de541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうなの | 作成日時：2017年5月4日 13時
