◎ You have only to love me. ( 青× ) ページ21
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ただいまWhite LoveのMVの撮影中なんだけど、明日はめざましだから可能な限り休憩中はずっと寝たい。
...んだけど、ここにいるのはJUMP。
そう簡単には寝かせてくれない。
「もう!いのちゃん寝かせてあげなよ!
明日何時に起きなきゃいけないかわかってる!?
3時だよ!?何時間後だと思ってるの!?」
「すみませーん、撮影始めまーす」
「ほらもう呼ばれちゃったじゃん!いのちゃんかわいそーっ!」
「耳元で1番うるせぇの山田だわ」
笑ってそう返して気合入れ直して撮影に臨んだけど、気を抜けば一瞬で寝てしまいそう。
それでもなんとか撮影を終えて楽屋へ戻れば、急激な睡魔が俺を襲う。
今何時だっけ、めざましまでどれぐらい寝れるっけ。
まだここで目を閉じちゃダメだ、せめてスタジオ出なきゃ。
そんなことを考えながらもどんどんまぶたは落ちていく。
ソファでうとうとして今にも寝そうになってたら、隣に誰かが座った。
その時ふわっと匂った香水の匂いは、間違いなく俺が1番大好きな人の匂いで。
なんだよもう、メイキングじゃ俺から離れたところにいたくせに終わったらすぐこっちに飛んできやがって。
俺のこと大好きだなあ、可愛いやつめ。
その人になんだか愛しさがこみ上げて、その人にもたれるとほぼ同時に意識を手放した。
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「...っは!やば!めざまし!」
結局あの楽屋から今の今までの記憶は全くない。
だけど家の布団で寝てるってことは隣で寝てるこの子が俺をここまで運んでくれたんだろう。
「いのちゃ...?起きたの、?」
「わり、起こした?
まだ3時だしけいと寝てていいよ?」
「やぁ...いま寝ちゃったらめざましのいのちゃん見逃しちゃうぅ...」
とか言いつつ布団に潜っちゃう岡本さんめちゃくちゃカワイイ。
できれば俺もまだ寝たいんだけど、仕事はそうはいかないので心を鬼にして布団を出た。
そして身支度と簡単な朝ごはんを済ませると、毛布でぐるぐる巻きになった圭人がリビングへやってきた。
「おはよ。暖房つけといたよ」
「んー...もう行くの?」
「うん。ちゃんと見ててよね、寝落ちしないでよ」
「...が、がんばる」
「じゃ、いってきます」
「いってらっしゃぁい」
ふにゃりと笑って圭人は玄関まで見送ってくれた。
今日は珍しく圭人が最初から見てくれるんだもん、いつもよりも何倍も頑張れそーっ!
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わたなべ(プロフ) - けーとにゃんloveさん» リクありがとうございます...!遅くなるかもしれませんがしばらくお待ちくださいませ(>_<) (2018年3月2日 21時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
けーとにゃんlove(プロフ) - リクエスト失礼します!やぶけとで甘々なお話が読みたいです!!遅くなっても大丈夫ですので、お待ちしています!! (2018年3月2日 1時) (レス) id: 2a608d2044 (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃん。(プロフ) - 了解しました!気長に待っていますね。 (2018年2月23日 19時) (レス) id: 99f1ea0a16 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - はるにゃん。さん» リクありがとうございます◎ 今回公開したのは別の方のリクエストなのでまた後日お書きいたします...! (2018年2月23日 16時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃん。(プロフ) - ひかけとでお願いします。 (2018年2月23日 0時) (レス) id: 99f1ea0a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたなべ | 作成日時:2018年1月22日 19時