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...
kt side
それから1週間後。
山ちゃんには既にバレてたけど、改めて裕翔や知念にもいのちゃんとのことは伝えた。
偏見を持たれがちな関係だけど、ふたりとも特に違和感なく受け入れてくれた。
いい友達をもったなあ、なんてその時は嬉しかった。
ある日、俺より後からバイトに入る予定だった知念が店に来るなり俺を休憩室まで連れていった。
何の感情もないその表情が怖くて何も言えないままついていく。
そして休憩室に入ったとたん、知念にスマホを突きつけられる。
｢ねぇ、やばいよ｣
｢へっ？｣
意味が分からなくてゆっくりとスマホの画面を確認したところで絶句した。
とある週刊誌の記事らしいそれには、いのちゃんの家へ入ってく俺といのちゃんがばっちりといるわけで。
幸い俺にはモザイクがかかってて、俺ってことは知り合いじゃないとそれほど分からない、はず。
この時は浮かれてて忘れてた、いのちゃんは俺の恋人である前にアイドルだってことを。
｢どうすんの、これ｣
｢ど、どうって、えぇ...？｣
｢あの人と付き合うならこれくらいのこと覚悟しなきゃダメだよ。
これからもっと増えるかもしれないよ？
そのときいちいち悩んでたらキリがないよ｣
冷たく知念はそう言うけど、どれも正論だから言い返せない。
というか知念が正論ではないことを言わなかったことはない。
...多少理不尽なことはあるけど。
｢まあ、『友達』って言っちゃえばごまかせるとは思うけどね。
家行ったからって恋人とは限らないでしょ？
あの人にも友達くらいいるでしょ、さすがに｣
｢...うん、そうだね｣
｢だからあんまり落ち込まなくていいんじゃない？｣
知念はさらっとそう言って、スッキリした顔で緑色のエプロンをつけて仕事へ向かった。
それとは反対に俺はもやもやしたまま仕事へ向かう。
幸い、今はクリスマスや年末の忙しい時期を乗り越えたから店は少し落ち着いている。
人もまばらなお昼どき、スマホを片手に鬱モード。
さて、これからどうしたらいいんだろう。
顔が隠されてるとはいえ、俺ってバレるのも時間の問題だろう。
現に知念は気づいたわけだし、裕翔と山ちゃんからも鬼のような連絡が来ている。
...肝心ないのちゃんからは何も来てないけれど。
だからいのちゃんがどうしたいのか分からない以上、俺が下手に動くわけにはいかない。
それでより悪いことになれば、まためんどくさいし。
...
...
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苺にゃん´`*(プロフ) - わたなべさん» 大丈夫ですよ! 無理せず、頑張ってください☆ 楽しみにしてます！ (2018年2月19日 22時) (
レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 苺にゃん´`*さん» ありがとうございます...！更新が死ぬほど遅いですが今後もよろしくお願いします(>_<) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
苺にゃん´`*(プロフ) - とても素敵なお話です。あと面白いです！ いのけと好きなので、読んでて幸せな気持ちになってます! (2018年2月19日 17時) (レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - らなさん» わー！ありがとうございます(>_<)！ (2018年2月13日 10時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
らな - ツイッター出てきました！ありがとうございま！m(__)m後フォームもさせていただきました！ (2018年2月13日 3時) (レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたなべ | 作成日時：2018年2月8日 3時
