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...
kt side
｢...んぅ、｣
いつもみたいにもぞもぞと布団に潜り込んだところで、いつもと違う匂いにハッと目が覚める。
どこだここ。
飛び起きて辺りを見渡してもあまり記憶にない。
まず昨日何してたっけ。
昨日は伊野尾さんと出かけ...いや、あれはデート、って言えるのかな。
ともかく出かけて、そのあと俺が家行きたいなんてわがまま言っちゃって、それで家行ってお酒飲んでお風呂借りて...ダメだ、そこから思い出せない。
もしかしてどこかで寝てしまったんだろうか。
...だとしたらここはいのちゃんの布団ってこと！？
とんでもない現実に気づいてしまって、慌てて布団から出る。
うわぁ...いつもの感じで寝てしまってた...しかも記憶はリビングのソファあたりからあんまりないので、完全にここまで運んでもらっている。
...あれ、俺がここで寝てるってことはいのちゃんはどこで寝てるんだろう。
不思議に思ってリビングへ行ってみれば、いのちゃんは毛布にくるまってソファで小さく丸くなって寝ていた。
俺がぬくぬくと布団で寝ているあいだ、いのちゃんは毛布にくるまってこんな寒いところで寝ていたのかと思うと申し訳なさすぎて死にたい。
すやすや寝てるところを起こすのも申し訳ないし、でも勝手にキッチンとか使うのも申し訳ないし、というわけでただひたすらいのちゃんが寝てるのをぼーっと見るだけという謎の時間を過ごすことに。
寝顔も綺麗だなあ、もちもちしたほっぺと長いまつ毛はテレビで見るよりずっと綺麗。
今回はセーフだったけど、割とよだれ垂らして寝がちな俺とは全然違う。
なんて思ってたら、ふいにいのちゃんの目がうっすら開いた。
｢...ん、｣
｢...あ、おはよー、ございま...っ、！？｣
急に目の前にいのちゃんがどアップになった。
急すぎて頭がついていけなくて何が何だかわからない。
自分でも分かるほど真っ赤になって固まる俺に対して、いのちゃんはどこか満足気。
｢ふふ、おはようのちゅーっ｣
｢はっ？えっ、え...？｣
｢これで今日もがんばれるぅ、んふふ｣
んー！と伸びをしてやっといのちゃんはスッキリ目覚めたらしい。
どうやら俺と違って目覚めはいいほうみたい。
いまだに固まってる俺に、キッチンへ向かったいのちゃんは｢コーヒーか紅茶どっちがいい？｣なんて間延びた声で聞いてくる。
じゃあ紅茶で、と答えたところであまり深く考えるのはやめようと決めた。
...
...
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苺にゃん´`*(プロフ) - わたなべさん» 大丈夫ですよ! 無理せず、頑張ってください☆ 楽しみにしてます！ (2018年2月19日 22時) (
レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 苺にゃん´`*さん» ありがとうございます...！更新が死ぬほど遅いですが今後もよろしくお願いします(>_<) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
苺にゃん´`*(プロフ) - とても素敵なお話です。あと面白いです！ いのけと好きなので、読んでて幸せな気持ちになってます! (2018年2月19日 17時) (レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - らなさん» わー！ありがとうございます(>_<)！ (2018年2月13日 10時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
らな - ツイッター出てきました！ありがとうございま！m(__)m後フォームもさせていただきました！ (2018年2月13日 3時) (レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたなべ | 作成日時：2018年2月8日 3時
