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kt side
｢ねぇ、この隣の人誰？｣
超一瞬で終わった俺の幻の銀髪時代の写真を見せたら、いのちゃんはどうやらそれより裕翔が気になるらしい。
あからさまに不機嫌そうな顔になるのを見て、ポーカーフェイスだと思ってたけど案外そうではないということに新しく気づく。
｢と、友達、だけど...｣
｢ほんとに？｣
｢ほんとに！｣
｢ふぅん、｣
｢な、なんですか｣
｢...べつに｣
ふんっ！とさもマンガかのようにそっぽ向くいのちゃんは、俺が言っていいことじゃないと思うけどすごくかわいい。
その様子に思わずくすっと笑っちゃったら、不満そうな顔で睨まれる。
｢...なにさ｣
｢...そんなに俺のこと好きです？｣
｢うん、好きだよ｣
｢...え、｣
｢え？｣
冗談のつもりで聞いたのにすごく真剣に返されて今度は俺がそっぽ向く番。
まさかそんなストレートに言われると思わなかった。
｢え？照れてる？可愛いなぁ〜！｣
｢...うるさいばか｣
｢ひどっ、急にひどっ｣
図星すぎて何も言い返せない。
好きだよ、って真剣に言われたときにちょっときゅんとしたなんて死んでも言ってやらない。
ちょっとだけ寄るつもりだったのに、いろいろ話し込んでるうちに気づけば日付が変わりそうな時間に。
話し込んでるうちにお酒も入って気づいた点は、お酒が入ったいのちゃんは結構めんどくさい。
｢あ、もうこんな時間...｣
｢え〜、いいじゃん別にぃ。
泊まっていってよ｣
｢え！？だめだよそんなの！
どうせ近くだし今日はもう帰ろ、｣
帰ろうと思う、と言うより先に言葉は止められた。
いのちゃんの唇によって。
自分でもわかるほど一気に顔に熱が集まる。
唇はすぐ離されたけど、未だに触れた部分が熱い。
｢ね、おねがい、泊まっていってよ｣
｢...わ、かり、ました...｣
そんな泣きそうな顔で言われちゃったら断れない。
と思ったのに、返事したらいのちゃんは速攻笑顔に戻った。
やられた、演技で騙された。
だけどそう認めると悔しいから、あえて騙されたフリで返す。
｢じゃ、お風呂沸かすねーっ！
沸いたら先入っていーよ｣
｢...ほ、ほんとに？いいの？｣
｢いーよ、まあ一応お客さんだし？
あ、それか一緒に入る？｣
｢それは嫌です｣
｢即答しないでよ｣
いのちゃんはケラケラ笑ってそう言うけど。
一緒になんておこがましすぎる...！
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苺にゃん´`*(プロフ) - わたなべさん» 大丈夫ですよ! 無理せず、頑張ってください☆ 楽しみにしてます！ (2018年2月19日 22時) (
レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 苺にゃん´`*さん» ありがとうございます...！更新が死ぬほど遅いですが今後もよろしくお願いします(>_<) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
苺にゃん´`*(プロフ) - とても素敵なお話です。あと面白いです！ いのけと好きなので、読んでて幸せな気持ちになってます! (2018年2月19日 17時) (レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - らなさん» わー！ありがとうございます(>_<)！ (2018年2月13日 10時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
らな - ツイッター出てきました！ありがとうございま！m(__)m後フォームもさせていただきました！ (2018年2月13日 3時) (レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたなべ | 作成日時：2018年2月8日 3時
