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...
kt side
｢はぁ...｣
｢けいと、そろそろうざい｣
｢だって！聞いてよ！｣
｢嫌だよもう3回目だよ｣
知念の冷たい一言にも今日はめげない。
バイト先である花屋で、バイト仲間の知念にウザ絡みすること3度目。
クリスマスが近いからか最近お客さんが多いけど、なんとか休憩を取ってお昼ご飯を食べた。
結局昨日のが忘れられなくて今日あまり集中できてない。
｢戻りたいなぁ...｣
｢仕事に？確かに休憩もそろそろ終わりだしなぁ。
はい行くよー｣
｢ちがっ...あぁもう！｣
仕事に戻れば相変わらず忙しい。
せめて平日だったらまだマシなのに、今年のクリスマスは月曜日なせいでこの土日はきっとお客さんが多い。
現に土曜日の今日、すっごく人が多い。
普段からよく来てくれるおばちゃんやおじちゃん、普段はあまり見ない若いお姉さんやお兄さん、｢おばあちゃんにプレゼントするの！｣なんて言ってた小さい子などいろんな人が来る。
みんな結構お花贈るんだなぁ、なんて思いながら若いお姉さんにお花について説明している時だった。
若いお兄さんがひとり入ってきて、その人の対応を知念がしてるんだけど。
あの人、どこかで見たことある気がする。
お姉さんには申し訳ないけど、お姉さんの話を半分聞きながら知念たちの会話に集中してみた。
｢いらっしゃいませ！
本日はどのようなお花をお探しでしょうか？｣
｢あー...あの、俺花とかよく分かんなくて...
えっと、人にプレゼントする感じでお願いします｣
｢誕生日でですか？それともクリスマスプレゼントですか？｣
｢クリスマスプレゼントです。親に｣
｢ふふ、分かりました。
こちらへどうぞ｣
そう言ってふたりが移動したとき、お兄さんは花を見てるのか一瞬だけこちらを向いた。
｢あっ...！｣
｢え？どうしました？｣
｢す、すみません！なんでもないです！
えっと、この花と合わせるなら...｣
思わず声が出てしまってお姉さんに心配された。
なんとかごまかして説明してるけど、もう自分で何言ってるかよく分かってない。
説明を終えて花束を作り、お姉さんのお会計を済ませると慌ててレジまで避難する。
絶対見間違えるわけない、ずっと追いかけてきたんだもん。
｢こちらの花は...｣
｢えー！そうなの！？知らなかったぁ〜｣
知念と楽しそうに話すあのお兄さんは、間違いなくいのちゃんだ。
...
...
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苺にゃん´`*(プロフ) - わたなべさん» 大丈夫ですよ! 無理せず、頑張ってください☆ 楽しみにしてます！ (2018年2月19日 22時) (
レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 苺にゃん´`*さん» ありがとうございます...！更新が死ぬほど遅いですが今後もよろしくお願いします(>_<) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
苺にゃん´`*(プロフ) - とても素敵なお話です。あと面白いです！ いのけと好きなので、読んでて幸せな気持ちになってます! (2018年2月19日 17時) (レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - らなさん» わー！ありがとうございます(>_<)！ (2018年2月13日 10時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
らな - ツイッター出てきました！ありがとうございま！m(__)m後フォームもさせていただきました！ (2018年2月13日 3時) (レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたなべ | 作成日時：2018年2月8日 3時
