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kt side
年が明けてから1時間、現在知念と共に初詣のため近くの神社に来ている。
これもまた毎年してること。
今年の冬は異常に寒くて、コート着てマフラー巻いて手袋しててもまだ寒い。
隣に立つ知念も着込みすぎてもっこもこになってる。
｢はー、さむっ...
今年くらいお昼にすればよかったかも｣
｢...うん、俺も思う｣
｢来年は天気考えて来ようね｣
｢ふふ、もう来年の話？｣
｢いーでしょ別に。さ、そろそろ帰ろっか｣
こんな時間なのに意外と家族連れや友達どうし、カップルなどいろんな人がいる。
その人たちのあいだをすり抜けて、神社の鳥居をくぐろうとした時だった。
不意に後ろから腕を掴まれた。
知念かと思ったけど知念は立ち止まる俺に気づかず前を歩いてる。
...じゃあ、誰だ。
そう思って振り向いた瞬間、思わず息を呑んだ。
｢見つけた...！｣
それはまさに、たった数時間前にステージにいた人だった。
まるで俺たちだけ時間が止まったかのように見つめあったまま固まる。
俺が来てないことに気づいたらしい知念に呼ばれてるけど動けない。
寒さで鼻がちょっと赤くなってて、少し強い風のせいで髪は乱れてて。
大きく見開かれた目は、今度こそ確実に俺を見つめている。
｢なんでっ、コンサート来てくれてること、｣
｢けいとー？なにしてんの？｣
｢...ごめん、後で電話かける｣
掴まれた腕を離され、ドラマチックな出会いはそんな言葉によって終わりかけた。
だけどこんな瞬間、終わらせたくなくて。
｢...待って、！｣
離された腕を掴み返した。
そのままスマホを取り出して、自分のLI○EのQRコードを表示させる。
｢あの、電話より、こっちで...！｣
｢...いいの？｣
｢...い、伊野尾さんがよければ...？｣
｢なんで疑問形...？
ふふ、いいよ｣
そうしてひとまず連絡先を交換すると知念の元へ戻った。
なんでここに、という考えよりも連絡先交換できたという喜びの方が大きい。
...いや、もう既に知ってるっちゃ知ってるんだけど。
嬉しくて仕方ないまま知念の元に戻ったせいか、相変わらず知念は可愛い顔して厳しいことを言う。
｢何ニヤニヤしてんの、気持ち悪い｣
ほらね。
でも知念が俺に優しくないのはいつものことだから心が折れることはない。
慣れるまではちょっと折れてたことあるけど。
...
...
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苺にゃん´`*(プロフ) - わたなべさん» 大丈夫ですよ! 無理せず、頑張ってください☆ 楽しみにしてます！ (2018年2月19日 22時) (
レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 苺にゃん´`*さん» ありがとうございます...！更新が死ぬほど遅いですが今後もよろしくお願いします(>_<) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
苺にゃん´`*(プロフ) - とても素敵なお話です。あと面白いです！ いのけと好きなので、読んでて幸せな気持ちになってます! (2018年2月19日 17時) (レス) id: 9828435108 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - らなさん» わー！ありがとうございます(>_<)！ (2018年2月13日 10時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
らな - ツイッター出てきました！ありがとうございま！m(__)m後フォームもさせていただきました！ (2018年2月13日 3時) (レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたなべ | 作成日時：2018年2月8日 3時
