熱愛？してませんけど【TH】 (ページ8)

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あの振られた事件の後、しばらくは会わなかった。しかし、BTSとscriosのカムバが被ったのだ。となると答えはひとつ。

「ヒョーーーン！！同じ番組にscriosもいますよ！！」

うるさいよジョングギ！んな事分かってるから！わざわざ大声で言うなよ！！

もしかしたらこのすぐ後ろに本人がいるかもしれないんだ。二度とあんな過ちおかしてたまるか。

迫ってくるジョングギから逃げようと体を180度変えてクラウチングスタートの格好になろうとした、その時だった。

『あ………こ、こんにちわ〜』

まさかの本人登場！！俺、どうする！

しかもこのクラウチングスタートの体制、そして顔を確認しようとしたがこの体制が恥ずかしく目を合わせられず中途半端に上げられた顔、目の前はAの太もも

Aの衣装はほぼ意味が無いスカートの短さ。この瞬間だけを切り取られたら、それはまさしく……

スカートの中を覗き込もうとしている、瞬間だった。

「きゃーーー！！ヒョンの変態ーーーー！」

どう弁明する！

前みたいに本心を言ってしまったらやばいぞ、もうアイドル人生終わりだ。

しかも振られた相手だぞ？絶対変なことしか言えない気がする。

『えっと……ジョングクさん？ですよね？』

「え、俺ですか？！」

俺をじっと見た後視線はすぐジョングギへと変わった。

目の色が俺とジョングギでは違った。グギに対しての方がとても柔らかく女の子らしかった。

『これ、テヒョンさんの落し物だと思います。前、渡し損ねたので』

「え、目の前にいますけど……」

『じゃあ、もうすぐ出番なので。失礼します。』

俺の事なんかゴミとでも思ってるかのような対応だった。一瞬合った目も北極並に冷たかった。北極行ったことないから知らんけど。

「これはもう……取り返しつきませんね」

「うるさいよ！！そんな目で俺を見るな！！」

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