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「あ、そういえばなぁ、おれ、ボーダーにスカウトされてん」
「…はっ？」
中学生として過ごすのは最後になるであろう夏休み。
クエストが詰まったとのことで訪ねてきた数少ない友人である隠岐孝二は突然そんな事をさらりと告げた
衝撃の一言だったためか、顔には出さないが反応がワンテンポ遅れる。
「ボーダー、ってあの？」
「そ。てか画面見ぃや。クエスト途中やろ。もかい狩りに行くで。」
「…、うん」
パッと顔を画面に向けもんもんとしながら厳ついエネミー達を倒していく
ドロップ２倍付いてるからタゲを自分の方に向けさせねば、孝二はまだレベリングが追いついてないから___
「あぁ、さっきの続きな。んで、おれ、ボーダーに入ろ思うねん。」
「…へぇ。」
表 情 筋 が 追 い つ か な い 。(いつもの事)
え、ボーダー？？三門市？？くそ遠いし…あっちに引っ越すって？
孝二が居なくなったら私はどうすればいいんだ。孝二が居たから小中となんとかやっていけていたのに………
「う、わわ、やばいやばい。A、へるぷみー、タゲがほぼ俺来とる！」
「あ、ごめん。おk」
スキルで一掃しつつ回復アイテムを投げる。
ドロップも中々良く、クエストはすぐ終わった。
無事クエストを終えた孝二はゲーム機を置き。改まった表情でこちらに向き直る。
「……？孝二…」
どうしたん？と声をかける前に完全に予想外な言葉が投げかけられた。
「なぁ、オレと一緒にボーダー入らへん？」
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トガリ(プロフ) - 夢主のキャラめっちゃ好きです！更新待ってます！ (2022年3月4日 16時) (
レス) @page7 id: f56ac4bea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱにーの | 作成日時：2018年1月4日 16時
