SEVENTEENといっしょ！ (ページ36)

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ver.ドギョムページ36

いつか、どこからか聞いた。

Aが僕を好きだって。

それと同時に違う人のことも気になってるって。

ずっと片想いしていた子に、

好意を持たれているかもしれないと知り、

舞い上がっていた。

今日はバレンタインで、

ミンギュやミョンホは沢山チョコを貰っている。

『あ、ソクミナ！探したよ～』

DK「Aじゃん、どうしたの？」

『はい、チョコ！』

DK「僕に？くれるの？」

『当たり前じゃん！いっぱいもらった？』

DK「全然。Aからが初めて」

『わ～、ミンギュたちは誰からでも貰うのに笑』

DK「ありがとう。嬉しい」

『ううん！じゃあね！』

走り去るAを見送り、

下駄箱に向かうとミョンホがいた。

T8「あ、ソクミナだ」

DK「いっぱい貰ってるね～」

T8「まぁね。ソクミナは？」

DK「聞いて！Aから貰えた！」

T8「良かったじゃん」

DK「好きな人から貰えただけで満足！

ミンギュは？」

T8「ごめん、ソクミナ…」

DK「なんで謝るの？」

ミョンホの視線を辿ると、

ミンギュと手を繋いで歩くA。

DK「そういうことか…笑」

T8「A、迷ってたんだよ。

かなりソクミナに傾いてたはずなのに、

ミンギュに迫られたらNOとは言えないし」

そうだよね。

ミンギュだもん、当たり前だよ。

DK「Aがミンギュを好きならいいよ」

T8「ソクミナ…」

DK「帰ろう！」

帰り道は我慢したのに、

家に着いた途端、涙がポロポロと落ちる。

Aから貰ったチョコは、

甘いはずなのに少し塩っぱかった。

片想いver.ドギョム