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ミンギュさんはお酒を沢山飲んで、
かなり、酔っている。
いつの間にか、私の横の席に移動してきて、
肩を組まれている。
MG「だからね、本当に好きだったの!」
『はい、分かりましたから』
MG「でもさ?
やっぱり彼氏が好きとか言われちゃ、
僕にはどーしようもないわけじゃん?
だからね、諦めるって決めたんだよ!
だから、2人が別れないでって、
神様にもお願いしたし、
もう泣きそうだったわけさ」
『そうなんですね、優しいじゃないですか。
好きな人の幸せを願って身を引くって、
難しいですよ』
MG「でもさ、諦めるって決めたけど、
まだ諦めきれてないんだよ…
僕の好きな人は、僕じゃない人が好きなの。
だから…
どうしたら1番になれる?」
『ミンギュさん…』
私はこの人が好きだ。
ペンだからじゃなくて、人として。
人に対して真っ直ぐなところ。
恋愛感情までもが真っ直ぐで、
自分じゃない人に向けているのに、
そこが好きだなって思ってしまう。
私の好きな人は、私じゃない人が好き。
どうしたら、1番になれる?
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作者名:Blue Star | 作成日時:2019年3月12日 19時