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インターホンが鳴った。
あぁ、出たくない。
現実を受け止めきれていないのに。
出なければ事が進まないと諦めて、足先を玄関に向ける。
｢はい、｣
｢あ、連れてきました、叶｣
｢どうぞ、｣
｢お邪魔します〜｣
気まずそうにしている葛葉さんと、
何を考えているか読みにくい＜叶＞と呼ばれていた人。
｢久しぶりで合ってますかね、初めましてかな？叶と言います。よろしくお願いします。｣
落ち着いた雰囲気の叶さんは微笑みながら小さく会釈した。
どうやら彼も覚えていないようだ。
少しほっとした自分がいた。
｢多分初めましてですね、Aと言います。よろしくお願いします、｣
こちらも小さく会釈する。
｢えと、なんで僕はここに呼ばれたんですか？｣
｢あ、ご説明しますね、｣
一連の出来事をできるだけ詳しく、分かりやすく伝えた。
叶さんは頭がいいのか、すぐに理解してくださった。
類は友を呼ぶと言うやつだろうか。
｢…ふ……ふふ…っ…｣
葛葉さんがやらかした事が相当面白かったのか、
叶さんは静かに肩を揺らしていた。
｢葛葉の言ってることは間違ってないですよ、｣
涙目になりながら私に言った。
｢え、じゃあ、｣
｢怖くないタイプの吸血鬼って言えばいいですかね、んー、｣
言葉を選ぶ叶さんの横で、私の誤解が解けて嬉しいのか
葛葉さんの表情がどこか明るくなった気がした。
｢まぁ、悪い奴ではないんですよ、彼。｣
｢はぁ…｣
｢よかったら仲良くしてやってください｣
｢｢え？｣｣
衝撃発言に私と葛葉さんの声が重なる。
仮にも不法侵入した葛葉さんと、仲良く、？
頭を抱えたいのはどうやら私だけではないようで、
｢ちょ、は、まじで、叶！｣
私の3倍くらい葛葉さんが混乱していた。
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紗衣(プロフ) - タコ助さん» 有難うございます！！お任せくださいｯｯｯｯｯ！！！ (2022年4月1日 20時) (
レス) id: 6f8eab9548 (このIDを非表示/違反報告)
タコ助 - 作品読ませていただきました！！素敵な作品でした！( ˇωˇ )ところで、短編集のリクエストしてもよろしいでしょうか？( ˇωˇ )できればで良いんですが、kzhの吸血？みないなの見たいです！無理だったら大丈夫です( ˇωˇ ) (2022年3月24日 8時) (レス) @page28 id: 356b0ce26d (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - てんさん» 有り難いお言葉たくさんありがとうございます！！！！！楽しんで頂けるよう頑張ります！！！ (2022年3月6日 21時) (レス) @page1 id: d76054c63e (このIDを非表示/違反報告)
てん - 新作おめでとうございます！今作もすでにめちゃくちゃおもしろそう...！作者様のペースで、更新がんばってください！応援しています😊 (2022年3月6日 21時) (レス) @page1 id: d1cc8b0d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗衣 | 作成日時：2022年3月6日 20時
