赤いマフラー11 ページ11
帰り道を歩いてる時も
涙は止まるはず無かった
A『ただいまー。』
母「おかえり。」
A『お母さん、今日ご飯いいや。』
母「そう、わかった。」
お母さんはなんとなく察してくれたみたいだ
あれからずっと部屋にこもって泣いてた
【ﾋﾟｺﾝｯ】
エイジ大丈夫?
えいちゃんからだ、大丈夫なはずないけど
Aうん、大丈夫。
エイジAには本当に感謝してる。ありがとう。
Aいいえいいえ。笑
エイジAには、好きな人とかいないの?
こいつは、とことん鈍感だな
Aいるわけ、えいちゃんが羨ましいよ
【ﾎﾞﾌｯ】
携帯をベットに投げた
私は明日からどんな態度でえいちゃんに接したらいいんだろう
今まで通りにはできないかな、
A『……眩しっ。』
いつの間にか朝が来ていた。
肩には毛布
きっとお母さんが掛けてくれたんだろう
A『行ってきまーす。』
A『寒ー。』
目の前に信号を待ってるえいちゃんがいた
A『えいちゃん、おは…』
ゆき「えいちゃん、おはよー！」
ゆき、いつから“えいちゃん”って呼ぶようになったんだろう。
私しか“えいちゃん”って、呼んでる人いなかったのに。
エイジ「おぉー、おはよ〜。」
エイジ「あ、A。」
「あ、A。」って、私余り物かよ
A『朝からアツアツやなぁ、』
A『お幸せに〜』
そう言って2人を早歩きで抜いた
A『はぁ…。』
ため息をつくと同時に白い息が出る。
A『隣に誰もいないと寒いな。』
ずっと隣にいたのに
下手くそな笑顔にえいちゃんは、
最後まで気づかなかったね。
肌を刺すような風吹く季節でよかった。
切ない気持ちが良く似合う季節でよかったな。
去年より少し早く雪が降らないかな。
桜の季節までに、この気持ちを
ちゃんと溶かすから。
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かのん(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます！直しました！ (2018年3月18日 19時) (
レス) id: 1acda1a64c (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月18日 17時) (レス) id: 084bbf48d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かのん | 作成日時：2018年3月18日 16時
