2-1話。 ページ3
A side
17:00
いつまで経っても焼肉屋に来ない康二
いつも時間より10分前には来るはずの康二なのに遅れて居るということは…
｢また人助けしてるんかな｣
『まぁ予約してへんから康二のとこ行ってから焼肉しよかぁ』
なんて2人は話しながら、携帯のGPSアプリを開き、オレンジのピンがある所まで向かった。
同時刻にて、康二はボロボロの男？を抱き抱えながらサングラスを掛けた男に説教をしていた
康二｢やから、その人ボロボロなってるんやしやめぇや｣
モブ｢うるせぇ、こいつの親の借金回収してんだよ！余所者はどっか行けや！｣
康二｢何万や｣
モブ｢は？｣
康二｢金額聞いとるんや｣
モブ｢5000万円や、あ？お前が払うんか？｣
金額を聞いて驚いている康二の元に A と水葵がやってきた。
『康二くん』
康二｢あ、A くん｣
『お人好しさん、今度はどうしたの？』
康二｢この人ボロボロやねん。｣
『んでそっちのサングラスじじいはだれなん？』
康二「この人の親の借金取り立てらしいで」
モブ｢誰がサングラスじじいや！｣
『なるほどなぁ、水葵、そのボロボロの人手当て頼むわ』
｢うい、ねぇ、近付くよ？大丈夫？｣
？？｢はい、大丈夫です。｣
康二｢んで、A くんこの人の借金5000万円らしい｣
そうAに説明した康二。
A は手に持っていたカバンを借金取りに投げつけた。
『ほらよ』
モブ｢は？｣
『そん中に丁度5000万円あるわ、返済したからさっさと散ってくれ。』
男は中身に本物のお金がある事を確認して、動揺しながらA らに罵声を浴びせた。
モブ｢お前らなんや！こんな大金持ち歩いて！名前ゆーてみ！｣
『言う訳ないやろ、くそじじい』
？？｢あの｣
康二｢おいで、酷い怪我やし、怪我しとるとこ消毒したる｣
｢はい、康二くん、消毒液と絆創膏｣
？？｢ありがとうございます？？｣
モブ｢あ？？？名前きーとんねん！！さっさ答えんか！｣
『モブに言う程の名前ちゃうねん、さっさと散れや』
｢あーあ、あのおっさん、うちのBOSS怒らせよん、｣
康二｢ホンマやなぁ、やりよったわ。はい、絆創膏貼れたで｣
？？｢ありがとうございます｣
｢A 程々にしてや｣
『康二、こいつ嫌い。うるさい。』
康二｢これどーぞ、改造済みやけど、試してないねんなぁ｣
『うい、まぁ、康二くんのやつや。行けるやろ』
そう言いながら男に銃口を向け、躊躇いもなく引き金を引く A。
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作者名：煌 | 作成日時：2023年3月12日 21時
