無惨の娘は鬼化したようです (ページ3)

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花柱の継子1 ページ3

桃side

「夜は鬼がいるから危ない」
この辺りでは3歳の子供でもわかるような事。
だけれど、私は外を出歩いている。
理由は1つ、鬼殺隊になりたいから。
前にこの辺りで鬼を斬っていた女の人がいた。その事を親に話すと、「きっとその人は鬼殺隊ね。」と言われた。母は鬼殺隊になりたかったがなれなかった人間で、ひめじまって人の同期になれたかもしれなかったらしい。
私はそれから鬼殺隊に憧れ、あの女の人を探していた。あの人みたいな事をしたい、そう思って毎日夜に出歩いている。
「…危ないよ」
突然声をかけられた。其方を向くと、そこに居たのはあの日の女の人だった。
女の人がそのまま去っていこうとするので、私は追いかけた。でも直ぐにバレて、凄く睨まれた為正直に言った。
「鬼殺隊に、なりたいです！」
女の人は目を丸くした後、コインを投げて確認すると直ぐに私に近づいて、
「…ついておいで。」
と言った。大人しくついて行くと、大きなお屋敷が見えた。その中に入っていくと、高い位置で二つくくりをした女の子がでてきた。
「おかえりなさい、カナヲ様。…此方の女の子は？」

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