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動き出した時間 ページ46

A「…ん。」



目が覚めるとカーテンからはオレンジ色の光が差しこんでいる。



外はすっかり夕方だ。




私は少しの間眠ってしまったのだろう。




体を起こし、部屋着に着替える。





クローゼットを開けようとすると近くにある化粧台に目が奪われた。




薄くホコリを被っている。




することないし、掃除しようかな。




リビングに向かう。




リビングにはリクヲとそらちぃの姿がある。



そら「あ、おきた。」





A「知らん間に寝てたわ笑」




リクヲ「疲れてたんだよ。今日はもうゆっくりしたら?」





A「いーや、これから掃除する!」




そら「ふぁいとー(棒)」




A「何その明らかな棒笑」


「あ、エイジとみっくんは?」



リクヲ「買い出し」



A「ふーん、」




そら「なに、寂しいの?」



A「はげちぃ」




そら「うるせぇ」




『掃除機借りてくよ』と言い掃除機を部屋に持っていく。



窓を開けて空気の入れ替えをしながら掃除機をかける。




なんとなく布団を外に出して叩く。


なんとなく布団はそのまま干しておく。




時間帯ヤバいけど、まぁ、いっか。



全てのホコリを拭き取り、布団を部屋に取り込み、掃除は終了。




A「こんなもんかなぁ」




エイジ「綺麗になったな」




部屋の扉から顔をひょっこり出している。




A「エイジ、帰ってたの。」




「いまさっきね。」と言いながら部屋に入ってくる。




A「買い出しおつかれ」




エイジ「ん。」




開けっ放しの窓から心地よい風が入ってくる。



A「きもちーね。」





エイジ「ここ風入りやすいからね」




A「冬は地獄」



2人で笑う。




その感じがどこか懐かしくて。




しばらく2人静かにしていると




横からの視線に気づく。




顔だけエイジの方に向けると触れるだけのキスをする。




久しぶりのキスだ。



A「ん…」



エイジ「…」



最初は触れるだけのキスをしていたが、だんだん荒々しくなる。




私の口がエイジに食べられているような、



不思議な感覚。



久しぶりのキスでどこかぎこちない。



エイジ「相変わらずキス下手だね」




A「いつになってもなれないもん笑」





エイジ「そろそろ慣れろよ。笑」



再びキスをし始めると



今度は口の隙間から舌が入ってくる。

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設定タグ:アバンティーズ , エイジ , 恋物語   
作品ジャンル:恋愛
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シルク^‐^(プロフ) - すいぽてさん» はい!アバリスさんで後追い考えている人がいると知ってから怖くなって・・・えいちゃんが天国にいるのは悲しいですが笑顔でいましょう!私はアバリスではないんですけどね・・・ (2019年1月19日 15時) (レス) id: bcf2c07990 (このIDを非表示/違反報告)
すいぽて(プロフ) - シルク^‐^さん» コメントありがとうございます。共に頑張りましょう! (2019年1月19日 14時) (レス) id: 91b703c6fa (このIDを非表示/違反報告)
シルク^‐^(プロフ) - 小説は私的には続けてほしいと思います。えいちゃんは笑っていてほしい、ドジ話、思い出話笑い話でもなんでもいいから話しかけてほしいとのことです。部外者がでしゃばってしまいすいません。。でもこれだけは伝えます、どんなに悲しくても、辛くても笑顔でいてください (2019年1月19日 14時) (レス) id: bcf2c07990 (このIDを非表示/違反報告)
すいぽて(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます。 (2019年1月5日 0時) (レス) id: 91b703c6fa (このIDを非表示/違反報告)
あいり - えいちゃんが亡くなったことを知り、本当に悲しい気持ちでいっぱいです。私もまだこの現実を受け止めきれていません。この小説は、続けてくださると嬉しいです。えいちゃんがいた頃を感じられるからです。ぜひ、完結まで書いていただきたいです。 (2019年1月5日 0時) (レス) id: 5b25d98179 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すいぽて | 作成日時:2018年12月7日 22時

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