榎本家の美女【あなたの番です】 (ページ7)

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第6話ページ7

『…はっ張り込みですか?』

神「まあ、そんなところです。こちらでバイトされているんですね」

神谷さんが購入した商品をレジ打ちしながら話をする。お茶とコーヒーにあんぱんとおにぎりに眠くならないようにかな?ガムもある。多分水城さんと神谷さんの分。

『はい、今日からバイトさせてもらってます』

神「…終わるの何時ですか」

『へ?あ、えっと…3時くらい、です?あ!すみません、お会計合計450円です』

神「わかりました。はい、450円ちょうどです」

『ありがとうございます』

すっかり話に夢中になってしまいお金を受け取り忘れていた。合計金額を言ってお会計を済ましレシートを渡した

レジ越しに神谷さんを見送った後、都築さんが裏から出てきた。

都「あれ?Aちゃん、将人くんと知り合い?」

『はい、日中に家に取り調べに来ましたよ』

都「へぇ～、将人くんモデルみたいにスタイルいいしカッコイイよね。俺の同級生でさ、たまにこの時間に来るんだよ」

この時間に来るんだと思ってるとこのバイト先を選んで正解だったと思った。それに都築さんと同級生なのか。あれ?そういえば、なんで終わる時間聞かれたんだろう?首を傾げていると都築さんが続け様に言った

都「将人くん彼女いないみたいだしさ、付き合っちゃえば?お似合いじゃん」

『は?!え!?何言ってるんですか?!』

都「あははｯ!冗談だって～…お?噂をすればなんとやらってね」

都築さんがドアの方を指差すと神谷さんがいた。

神「あんま彼女をからかうなよ、都築」

都「い～や、こんな可愛らしい後輩出来たらからかいたくなるでしょ?」

神「まったくお前は。…Aさんそろそろ帰る支度を。待ってるんで」

『??』

都築さんに時計見てごらんと店内にある時計を見ると針は深夜3時を指していて、都築さんバイト初日お疲れ様と言われた。着替え終えてレジで都築さんと話している神谷さんの元へ行く。

『あの、どうして神谷さんが…?』

神「こんな時間に女性1人帰らせるの危ないんでね、マンションまで送りますよ」

『そんな…ここからマンションまでそんな距離ないですよ?』

都「まあまあ。Aちゃん将人くんに甘えなよ。最近この辺物騒だしねー」

神「都築もそう言ってるんで行きますよ」

『…じゃあ、お願いします』

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都築颯(つづきはやて) 26歳

夢主のバイト先の先輩。神谷と高校の同級生。恋のキューピット的存在。

CASTは元/木/聖/也さんをイメージです