榎本家の美女【あなたの番です】 (ページ12)

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第11話ページ12

翔「でも、一つだけ聞こうと思ってた事があって」

正「えっ?ダメよ事件のことは」

翔「はい。3人で監禁されてる時にさ…」

正「ダメって言ってるのに!」

翔「お母さんとお父さん以外にもう1人誰かの声しなかったっけ？」

監禁されてた時の事を手塚さんが聞くと総一くんは少し間を開けて黙ってから話し出した。

総「ちょっと…わかんないです」

翔「そっか。ありがとう」

正「も～ういいから。はい、ここまで。」

そう言ってお母さんは総一くんの手を引いてエレベーターに向かい、私も2人にお辞儀すると手塚さんが連絡先交換しようって言うから交換だけしてエレベーターに向かった。

エレベーターを降りて部屋へ向かう
お母さんは鼻歌を歌いながら玄関の鍵を開けた

正「～♪今日のご飯は何でしょうか～♫チッチッチッ～♫」

江「どうも。ちょっとお話いいですか?」

『……私部屋に戻ってるからお母さん行ってきなよ。夕飯作ってるから』

朝早かったし眠かったってのもあったからテキトーに理由を付けて部屋の中へ戻る。

正「え～～」

総「じゃあ、僕も」

江「総一くんともお話したいんだ」

総「…あ、はい」

江藤さんに向かいお母さんは事件の事はダメよ?と言って江藤さん家に総一くんと入ってく音が聞こえた。