白状するまで【救世主/黄】 ページ7
『あのぉ…スパーダさん何をしてるの?』
ス「小太郎からチキュウで壁ドンっていうのが流行ってるって聞いたからやってみたんだけどどうかな?」
『…えっ、と……かっこいい、と思うよ…?』
何故スパーダに壁ドン?されてるかって?それは数分前、小腹が空いた私はキッチンへ向かうとそこにはスパーダがいてどうしたの?と言われたから訳を話しホットケーキを作ってもらって…うん、そこはまではいいんだよ…。
そっからどうして壁ドン?された私はよく思い出せない…
ス「…Aちゃん?何さっきからブツブツ言ってるの?」
『…!な、なんでもない…っ!それよりそろそろ退いてもらいたいんだけど…』
そう言って逃げようとするもにっこりと笑うスパーダに阻止される
ス「まだダメ。逃げようとしても逃がさないよ」
『っ…』
ス「……可愛い」
『可愛くないってばぁ…』
なんだろう…スパーダがとても余裕そうに見えて腹立つ…なんで、退いてくれないの…
『ちょっと!スパーd……ぇ⁈』
ス「ごめん…」
『はぁ…別に、その…嫌ではなかったから謝んないで』
ス「じゃあ、それは僕に壁ドンされて嬉しかったってことにしていいってことかい?」
『ッ…!もう勝手にして‼』
私がそういうと彼はクスクスと笑って撫でて来たと思えば耳元に唇を寄せてくる
『ん…ぁ』
ス「うん♪反応もキュートだ♪」
『ッッ…!いい加減に…!』
ス「ねぇ…Aちゃん好きだよ。もちろん1人の女の子として」
『急にそんなこと言わな、…いでよ…』
突然の告白で動揺する私にスパーダが何度も口付けをしてくる
ス「っ…ふ…」
『ぁ…ん…』
息苦しくなった私はスパーダの肩を叩くと離してくれた
ス「そんな可愛い声出されると我慢出来なくなちゃうよ」
『は…ぁ…』
ス「自分でも気付いてるんでしょ?僕のことが好きだ…って。だから、Aちゃんが"好き"って白状するまで…」
やめないよ…と、耳元で囁かれキスされる
あぁ…彼の言う通りだ。好きだと言えば離してもらえるのにキスされることが気持ちよくて嬉しくて…だから、このままスパーダの好きにされていたい。と思い私は彼に身を委ねる。
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作者名:狐狛 | 作成日時:2019年8月13日 15時