【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ32)

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素直じゃない【豪快/赤】ページ32

『ちょっと!いきなり押し倒すとかありえないから!』

マ「うるせぇ。こっちはずっと我慢してんだから黙って大人しくしてろ」

ベッドの上互いの髪を掴み、まるで猫が喧嘩してるかのように騒ぐ

『アンタねぇ…男のクセに手加減って言葉知らないの？！』

マ「…んなの知るか。お前はもう少し女らしくしろ」

『はァ?私がそんな人間じゃないって知って付き合ったんでしょ？！』

マ「惚れたのはそっちだろ」

部屋着として使用しているTシャツを乱暴に捲ってくる彼。

『お腹が寒いっ！』

マ「ﾊｯ…!ヤる事ヤったらすぐあったまんだろ」

『～～ｯ!』

マ「…おい、逃がさねぇぞ」

ずっと騒い出るせいか、息が切れて疲れてくる。マーベラスの方は疲れた様子もなく私の身体をホールドしてる

『もっとさ、ムードとかないの』

マ「今日はねーよ」

『……あっそ』

文句言う事を諦め私はおとなしく力を抜く。

マ「ﾌｯ)随分素直じゃねぇか」

『あんま調子乗ってると舌噛むからね』

マ「やれるもんならやってみろ」

べーっと舌を出して見せてくるマーベラス。そんな彼によって私の足は上手いこと筋肉質なふくらはぎで固定されている

マ「俺だって誰でもいいワケねぇ。ルカでもアイムでもねぇ、Aとだからこーやってガマンしてただからな」

『…例えルカやアイムでもマーベラスが他の女とヤったら即別れるから』

マ「その束縛は、悪くねえな」

『…バッカじゃないの』

私が悪態をついたのを合図に深いキスでもつれ合い、一緒にベッドに倒れた。