【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ4)

今日:13 hit、昨日:14 hit、合計:68,195 hit

呼び方【怪盗警察/X】ページ4

初「ねぇねぇ、Aさんってなんでノエルさんのことエックス呼びなの～？」

『えっ』

魁「それ俺も気になってたんだよね」

店を開店する準備をしていれば初美花ちゃんにそんなことを言われた。それに乗っかるかのように魁利くんにも言われる。キッチンに立つ透真さんに助けを求めるように見つめたが目が合った途端視線を逸らされた…

『…だってエックスはエックスでしょ?』

魁「いや、まあ…そうだけどさー」

初「あ!もしかしてAさん!ノエルさんの事が好きだから恥ずかしくて名前呼びができないとか?」

『はい⁈ち、ちちちがっ、違うよ⁈』

透「初美花それくらいにしてやれ。そろそろ店開けるぞ…」

初美花ちゃんから出た言葉に動揺する私を見て透真さんが止めに入ってくれる。その時店のドアが開き1人の男性が入ってくる

ノ「bonjour!」

『エックス…』

魁「噂をすればなんとやらってか?」

ノ「なんだい?みんなで僕の話でもしてたのかな?」

魁「まあね」

魁利くんが返事を返し、そのまま初美花ちゃんと顔を見合わせてちらっとこっちを見てくる

透「で、今日は何しに来た」

ノ「oh…そうだった、君達にこれを、ね?後、少しの間彼女を借りてもいいかな?」

『私⁈』

魁・初「「どうぞどうぞ!」」

透「あぁ…構わない」

ノ「ありがとう。さぁ、行こうか?Aちゃん」

ニコッと笑顔で私の手を掴み店を出るエックス。それを見送る魁利くん、初美花ちゃんがニヤニヤしながら口パクで頑張れと言ってる。後で戻ったら文句言ってやる…!