【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ28)

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マイナソーのおかげ【竜装/黒】ページ28

『ん～!んぐ～ｯ!……ダメだ、どうやっても離れない』

バ「……そうか」

只今、リュウソウホワイトこと私、Aとリュウソウブラックであるバンバはマイナソーの力によってくっついてしまった。コウ達にも離れる為に手伝ってはもらってるけど全然ダメ！

メ「ごめん、俺達も引っ張ってるけどダメだ。粘着力があり過ぎる…やっぱりマイナソーを倒さないと戻らないかもしれない」

バ「気にするな…俺達の事はいいからマイナソーを倒しに行ってくれ」

ト「でも、兄さん…色々と大丈夫?」

バ「……あぁ、問題ない」

『大丈夫だよ、トワ。バンバもういも私が守るから!』

くっついてる為、バンバの膝の上に座ってる状態で任せてといてと自分の胸を叩く。わかったと頷くトワ。そこへカナロがやってきたと思えば私とバンバを見て固まる

カ「マイナソーが現れ…た……う、羨ましい…!俺もAを膝の上に乗せたい、バンバ変わってくれ」

『何言ってんの、カナロ』

ア「ほ～ら！マイナソー倒しに行くよ！」

そんなカナロをアスナが引っ張って連れて出る。他のみんなもマイナソーを倒しに外へ出た。ういは部屋掃除してくると自分の部屋へ行ってしまいバンバと二人きり

バ「……」

『バンバどうしたの?さっきから黙ってるけど…考えて事?』

バ「ｯ…あんま動くな…」

『は…?……ん?なんかおしりのとこに当たってる…』

少しだけ振り返ってバンバを見ると俯いているものの耳が赤くなっている。そして、私のおしりのとこら辺に硬い物が当たる…これ、もしかして…

『……バンバ?』

バ「すまない。…俺だって男なんだ…好きな女が乗ってたら誰だって…」

『…う、うん…わかったから、それ以上言わないで。早くコウ達にマイナソー倒して貰わないと、だね』

バ「…A…向き変えないか?」

粘着力がすごいのにどうやって向きを変えるのか?と疑問に思う。私は頷き、バンバに身体を委ねる。…暫くしてなんとか向きを変えられた…が…

『……こっちの方が姿勢辛くない?』

バ「そんなことない」

『……そーですか』

私としてはこっちの方が辛い…というか!バンバとこうしてくっついてるだけでも恥ずかしいのに対面向きだから恥ずかしさが倍増するｯ!バンバめｯ!何余裕そうな顔してるの…！