【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ22)

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膝枕【竜装/黒】ページ22

私の彼は口数は少ないけれど、
甘やかし上手だと思う。
今だって私の事を膝枕をしてくれて頭を撫でてくれてる

『バンバ～?』

バ「……どうした」

『えへへｯ、呼んだだけ』

バ「そうか…」

フッと微笑んで撫で続ける手が心地好くて瞼が重くなっていくのがわかる

それから少しして重たかった瞼が開く。
どうやら寝てしまったらしい…寝惚けた頭で
彼の名前を呼べば規則正しい寝息が聞こえた。そっと彼の頬に手を伸ばして撫でた

『寝ちゃったの…?』

バ「………」

『寝顔もカッコイイ…バンバ大好き』

バ「……俺もだ」

撫でてた手を掴まれ見つめられる
いつから起きてたのと聞けば、撫でられた時と彼は手短に答えた

バ「A…俺も膝枕されたい」

『ｯ…いいよ』

バ「…ん」

珍しく甘えてきた彼と場所を交代して私が膝枕をする側になった。そして、さっき頭を撫でられたみたいに私もバンバの頭を撫でる。

バ「……好きだ、A」

『私も好き。ずっとこうしていたいね』

バ「あぁ。…それにトワが義姉さんになったらいいのにって言ってた…」

『ｯ…それって…』

私の言葉に頷くバンバは私の左手を口元に持っていき薬指に予約という意味を込めて口付けを落としてきた。

数ヶ月後その約束が果たされるのはまた別の話。