【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ14)

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かくれんぼⅡ ページ14

ーーno-sideーー…
ソウゴが行ったのを確認したゲイツは目の前の丁度Aが隠れられそうな高さの向日葵畑の方に向かって声を掛けた

ゲ「ほら、ジオウなら行ったぞ」

『げいつ、ありがと!』

ゲ「…気にするな。ほら、忘れ物だ」

『わぁ～!ひまわりのおひめさまみたい～!』

ゲイツは小さなひまわりを1本抜くAのツインテールにしてある髪にひまわりの花を付けてあげた。窓に映る自分を見たAはとても嬉しそうにはしゃいだ。ゲイツにお礼を言ってそのまま別の場所へ隠れに行った

その後も叔父の順一郎の作業してる台の下に隠れたりしていた。順一郎はソウゴくんにもこんな小さなお友達がいるんだなぁと思うのであった。

ソウゴside

色んなところを探して見たがやっぱり見つからず、残るはさっきも確認したツクヨミが本を読んでいた食事処。

食事処へ入りツクヨミと名前を呼ぼうとした所で彼女は口元に人差し指を当てた。そのままツクヨミの膝を見てみるとそこにはスヤスヤと寝るAの姿があった

ツ「ソウゴ、静かにして。Aが寝てるから」

ソ「ホントだ」

ツ「遊び疲れたみたい」

Aらしいなぁ。と思いながら小さなAの頭を撫でているとゲイツとウォズがやってきた

ゲ「なんだ。Aは寝たのか」

ウォ「ははっ、我が姫君は寝顔も可愛いね」

ソ＆ツ「「ウォズうるさい」」

ウォ「私だけ扱いが酷くないかい?」

ゲ「気の所為だろ」

そんなやり取りをしていたからか、ツクヨミの膝で寝ていたAが起きた

『…ふわぁぁ～…』

ウォ「我が姫君がお目覚めの様だね」

ソ「おはよう。やっと見つけたよ、A」

寝起きの小さなAを抱き締めてあげるとふにゃっと笑って俺の名前を呼んでくれた

その後、1時間くらいしてから門矢士が現実のAを連れて帰ってきて4歳のAを過去に戻しに帰って行った

(ソウゴ、小さい私と何してたの?)
(ん?かくれんぼだよ。見つけるのに時間かかったけどね)
(ふーん…?可愛かった?)
(うん、可愛かったよ。今も可愛いけど)
(…っ、バカじゃないの?!)

(我が魔王の言う通り、
我が姫君は今も昔も可愛いよ)
(ウォズまで!)

(…A今度向日葵でも見に行くか)
(向日葵いいね!沢山写真撮りたいなぁ、ふふっ)

(A、今度膝枕してあげる)
(ツクヨミからの膝枕!?やった!)